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りえぴょん日記
ガン
抗ガン剤
止められない辛さ
7月18日
曜日
曇り時々雨

抗ガン剤が止められない辛さ

ガンの養生でご相談される方には、

1,抗ガン剤等の攻撃的治療は受けずに、(あるいは、最小限にとど
  め)生活習慣を見直し、漢方や食事で養生してゆきたい方

2,西洋医学的治療を中心にどこまでも頑張りたいが、その副作用を
  最小限にする目的で、漢方や養生をとりいれたい方

の大きく2通りがあります。

おのずとお勧めするものも、方法も変わってくるので、こちらではま
ず、患者さんやご家族の考えをお聞きし、その中で最も良い方法をご
提案するようにしています。

1と2のタイプでは、考え方に大きく隔たりがあり、死生観もまるで
違います。

例えば、2のタイプの方では、すでに限界と思われるまで治療を受け
られ、舌にもまるで胃気(生命力)を感じられず、これ以上攻撃的な
治療を続ければ、明らかに衰弱の極みになる・・・・

ご本人も家族もわかっておられるのに、それでも”止めたくない!今
度は別の抗ガン剤を試したい!抗ガン剤を止めるのが怖くて止められ
ない!”と主張される方が多々あります。

このようなタイプの方には、まずは体力の立て直しを図ることをお勧
めし、養生をしていただきますが、漢方や養生で白血球の数値などが
回復すると、すぐにでもまた抗ガン剤を再開され、結局はいたちごっ
こになってしまうこともあります。

副作用を軽減するための方法は、どうしても対処療法的な部分もあり、
やりきれない現実に悩みます。

しかし、これこそ今までの教育、考え方の相違で、どれだけご説明し
ても徒労に終わることが多く、こちらも大いに気を消耗します。

そんなとき、中医の師匠から「病というものは、患者さんとご家族と
治療者が輪で結ばれ、心が一つになったときに治癒するもの」「自分
と考え方も生き方も違う、いろいろな患者さんがみえる。
でも、私達は神様でも何でもないのだから、すべての患者さんを治す
とか、うまくいかせようというのは、おごり高ぶった考え方!
私達治療者は、その患者さんに対して、少しでもQOL(生活の質)
を高めることができたら、それだけでも十分だと考えるべきだよ。」
というお言葉を頂戴し、自分の気持ちも救われました。

その方にとって最も納得でき、気持ちよくすごすことができる方法を
ご提案できるよう、研鑽の毎日です。



                        りえぴょんより
女性
月経異常
 量がショロショロ
7月14日
曜日
晴れ

月経異常 量がショロショロ

梅雨で蒸し暑い気候に入ってから、体のあちこちに異常が生じている
方が多いですが、特に女性では月経にも変化が現れています。

梅雨に入るまでは、月経量が普通だったのに、この時期になったら一
様に月経の量が減っている方が多くなってきました。
”どうしてこんなに今回少ないのかな?というくらいショロショロで
した”
とおっしゃる方に、その他の症状を尋ねてみますと、
体がだるい、手足が重だるい、食欲がないので、あっさりした冷や麦
などで食事をすませている・・・脾虚湿盛

動くとしんどく息切れがする、汗がひとりでに出て、暑いのに寒気が
する・・・気虚、衛気虚

思うように体が動かず、気が焦り、イライラする・・・肝欝
などの症状がみられます。

原因として考えられるのは、湿度が高くなったために、体の水分が抜
けにくいこと、食欲がないと、あっさりしたもの、冷や麦などの水気
が多く冷やす食べ物などをとりがち・・・・

結果的に、体に余分な湿がたまり、それが脾(胃腸)の働きを弱めて
しまうこと・・・(脾は湿をきらう)

また、脾(胃腸)が弱ると、その子供である肺の気も低下し、外部環
境に適応しにくくなる。

そして、肺気の弱りにより、肝の勢いを抑制しきれず、ストレスを感
じやすくなる
などがあげられます。

月経が少ないのも、脾(胃腸)が弱ったために、気血の来源が不足し、
月経血を作ることができなかった!
と言えます。

ですのでこんなときは、脾を回復させることが最優先です。
血を増やしたいからといって、胃に重たい鉄剤などを飲むのは逆効果
になります。

冷や麦などの麺類よりも、ご飯、かぼちゃ、イモ類などを積極的にと
りましょう。

また食欲がなければ、お米に長芋や人参などを小さく切って入れ、お
粥を炊くとよいですね。



                        りえぴょんより
ガン
脾胃と免疫
7月10日
曜日
晴れ

脾胃と免疫

免疫を高める養生をしているのに、なかなかリンパ球が上がってこな
い方があります。

★自然食、薬膳を取り入れている
★寝不足や無理をしていない
★前向きにリラックスして過ごせている
では、どうして???

実は、週に1度の抗ガン剤が始まったのです!!!
なるほど、そうでしたか・・・。
時折、こんな会話があります。

抗ガン剤をやっている間は、どうしても免疫が下がるので、しっかり
と養生に取り組んでください。

抗ガン剤で、脾胃の働きがやられると、食べる量も減りますし、食べ
たものが、エネルギー、血肉、免疫力に変換される割合も低下します。


★食欲が低下し、食べる量が確実に減っているのであれば、紅参や大
熊柳などで胃腸を温め、脾胃の働きを改善することが先決です。
★食欲が落ちていないのであれば、気血を作るプラセンタ(子羊袋や
Wリンクル)を取り入れてみましょう。
1ヶ月でリンパ球が10%近く増える例がたくさんあります。

★眠れていると思っていても意外に、眠りが浅く、夢ばかり見ている
場合は、効果的に免疫細胞が作られません。このときは、心脾両虚を
改善する天蘭美人がお勧めです。



                        りえぴょんより
女性
生理が早めにきてしまう
7月8日
曜日

生理が早めにきてしまうのですが・・・。

生理が早め、早めに来るとのこと(月経先期といいます)
中医学的に考えますと、大きく、気虚と血熱の場合があります。

ご相談の症状から
疲れやすくなった・・・気虚
体格、色白、やせ形、筋力が少ない、胃腸が弱い・・・脾虚
舌の色が薄く、白い・・・気虚、血虚
舌の真ん中の筋、苔は普通・・・胃腸の冷え

と考えられ、血熱による月経先期ではありません。
様々なストレスもおありのようですが、一番の原因は、体にあるエネ
ルギー以上に活動されており、燃料不足を起こしているように思いま
す。

もともと、胃腸に冷えがあり、胃腸が弱いことから、摂った食物が気
血として化生されにくく、月経を起こす衝脈、任脈が栄養されないた
め、月経が不順。脾気の不足のため、血が固摂されず、早め早めに月
経がやってくると考えます。

この場合の漢方は、補中益気湯と天蘭美人(ナツメ製剤)がお勧めで
す。

食事では、お米、イモ類、かぼちゃ、栗、くるみ、プルーン、レーズ
ン、黒豆、黒ごま、黒木耳、人参、ほうれんそう、イカ、タコなどの
補気、補腎、養血の食べ物を摂ってください。

また、寝不足では血が作られません。夜11時迄に就寝しましょう。



                        りえぴょんより
女性
妊娠中のむくみ
7月4日
曜日

寝不足と免疫

免疫療法をやっていても、白血球の数が増えない。
リンパ球の割合が少ない。
リンパ球の活性度が低い。
赤血球も少なく、貧血気味である。

こんなときは、今一度、抗ガン剤や放射線の無理に無理を重ねていな
いか?

本当はしんどいのに、ガマンして頑張りすぎていないか?
あるいは、寝不足をしていないか?

などを見直してみる必要があります。

免疫細胞が効果的に作られ、働くには、午後10時〜午前2時の間に
熟睡していることが大切です。

自分は寝不足ではない!!!と思っていても、次の症状があれば、良
好な睡眠ではありませんのでご注意ください。

1,寝るのが12時を過ぎている
2,夜中にトイレで目が醒める
3,夢ばかりみて、眠りが浅い
4,布団に入って、あれこれ考える
5,朝の起床時に、疲れがとれていない (もう少し寝ていたい)

上記のような心脾両虚の症状がある方・・・ご相談ください。



                        りえぴょんより
女性
妊娠中のむくみ
7月3日
曜日
晴れ

妊娠中のむくみ

ご質問・・・妊娠中のむくみに良い漢方はありますか?

りえぴょんのアドバイス
妊娠中のむくみには、肺脾腎それぞれのどの臓が弱っているかで、お
薬が違うので、お逢いしてみないと処方を決定することはできません。

ひとつ言えることは、梅雨時に入り、むくみやすくなったのであれば、
脾胃の弱りが考えられます。

脾胃は、水を運化するところですが、梅雨時は外湿が高く、体の水分
がうまく処理できません。

こんなとき、利尿薬の系統ばかりやっても逆効果!
脾胃の働き、そして肺の働きも助けてあげることが必要です。

お勧めとしては、小豆を4分の1カップと?苡仁(ハトムギ)4分の1
カップを、400CCほどの水で30分ほど煎じ、その煎じ汁を飲ん
でください。

または、その煎じ汁+豆ごと、洗っておいたお米に加えてご飯を炊か
れるとよいです。

その他に、とうもろこしのヒゲ、冬瓜の皮などを煎じたスープで調理
しても良いです。

これらはすべて、生薬に値するもので、安全で利水作用がある食品で
す。

妊娠中でも安心なタンポポ茶をベースにして、上記の食養生をされて
みてはいかがでしょうか?

漢方でも、肺、脾胃を補う黄耆建中湯などを利水の漢方とともに併せ
ることが多くなります。



                        りえぴょんより