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りえぴょん日記
女性
卵巣に血と水が溜まっているときの養生
8月13日
曜日
晴れ

卵巣に血と水が溜まっているときの養生

子宝を望んでおられ、病院で検査を受けたところ、片方の卵巣に血が
溜まっており、もう片方の卵巣には水が溜まっていて、卵子の質がよ
くないとのこと・・・・

こんなときには、オケツと痰湿をとる両方の養生が必要です。
この方の舌を拝見したところ、舌質にやや青みがあり、舌の奥にかけ
て白い苔があります。

これは、胞宮(子宮)に冷えがあり、冷えが原因でオケツや痰湿を作
りやすくなっているとみてとれます。

したがって、このようなときには胞宮の温陽が第一です。
温めることにより、古血も水も溶け出して吸収しやすくなります。

ペットボトルを2本用意して、ボトルを素手で握れる程度の熱さのお
湯を入れ、両方の卵巣、鼠径部、お臍の下あたりをよく温めます。
一日に一度、寝る前に行うと、とてもリラックスし、よく眠れます。

お湯がさめてきたのを目安に、止めていただければよいですが、生理
中は特に念入りに行うことで、古血が排泄されやすくなり、生理痛も
和らぎます。

痰湿をとるには、洋菓子などの甘くアブラが多いお菓子や、揚げ物、
炒め物料理を極力控えること。

そして食べ過ぎず、腹八分にしていただくことです。
積極的に食べて良いものは、昆布、わかめ、アスパラ、里芋、蒟蒻な
どですが、冷やす性質をもつので、生で食べずに、加熱調理してくだ
さい。

胡桃、干し海老、生姜、黒砂糖、ニラ、ピーマン、ししとう、アジ、
サケ、スパイス類などの体を温める食材と一緒に調理しましょう。
タンポポ茶もよいですね。

オケツをとる食材は、チンゲン菜、くわい、黒豆、お酒、酢のものな
どです。やはり、温める調理法をとってください。田七人参やよもぎ
をお勧めします。



                        りえぴょんより
ガン
熱暑湿盛の季節と腹水の関係
8月11日
曜日
晴れ

熱暑湿盛の季節と腹水の関係

地球温暖化を肌で感じているこの頃・・・・
毎日37度〜40度の体温を超す気温、夜になっても30度から下が
らない異常ぶり!!
しかも恐ろしいほどの湿気で、まるでサウナの中にいる感じ

この季節に入り、肝硬変やガンの患者さんで、腹水が溜まる方、一度
は引いていたのに再び溜まりだした方が激増しています。

腹水が溜まるには、いろいろな原因があり、勿論元になる炎症がある
ことも考えられますが、肺、脾、腎の働きがしっかりしていれば、水
が溜まるに至らず何とかはけてゆきます。

しかし、熱暑湿盛のこの季節に入って、いきなり水が溜まりだしたの
は、その原因が脾にある確率が最も高いと考えられます。

その図式は、

1,暑いので水分を摂りすぎる (冷や麦、そうめん、冷や奴などの
  食べ物も水分が多い)

2,脾は水を嫌うため、運化能力が低下 (消化液が薄まり、食物と
  水をさばききれない)

3,外湿が高く、皮膚がらの水分蒸発も低下(肺気の低下)

4,水気が多い体でクーラーにあたることで、腎が冷やされ、代謝が
  低下 (尿の出が悪くむくむ)

5,さばききれない水が、炎症部位に集中する

などです。

こういったときは、通常の清熱解毒薬、利水薬の他に、温中補気薬を
用い、冷えが強ければ、ペットボトル等により、お腹、鼠径部、両脇
リンパ、両腰を温めます。(温陽法)

食材としては、小豆、鳩麦、黒豆、とうもろこしなど健脾利水効果の
あるものに、椎茸、キャベツ、長芋、栗、かぼちゃ、鶏肉など補気作
用のあるものを取り入れてください。

麺は口当たりがよいですが、冷やす性質があるので、ご飯やお粥を主
食に召し上がってください。
また、体温以下の飲み物と食べ物を避けてください。



                        りえぴょんより
ガン
ガンだとわかった時
8月7日
曜日
晴れ

ガンだとわかった時

大抵の人は、ガンがみつかると、とてつもなくショックを受けられま
す。

それは、ガンというとすぐに死に直結するような誤った認識や、とて
つもなく辛い治療を耳にして身震いしてしまうためだと思います。


けれども決してそうではありません。
ガンがあっても普通に生活して、お元気な方はたくさんおられますし
ガン体質から脱却して、普通の方以上にお元気な方も増えています。


恐れや不安は何故生じるかというと、理屈がわからず、どう対処して
よいのか途方に暮れるためです。

ガンは、最近では生活習慣病と同じことがわかっています。
つまり、ストレスが多い生活や寝不足、リラックスできない環境、ま
ちがった食事などのライフスタイルが長く続くことで、長い時間をか
けて発症します。

したがって、今までのライフスタイルの問題点をみつけ、それを改め
ることが養生の第一歩です。

養生なんてノンキなことで、ガンが治るんですか?
と尋ねられる方がありますが、養生してこそ元気で過ごせるのだと思
います。

手術などで悪い部分をとっても、いままでのライフスタイルを見直さ
なければまた出てきます。

逆に、問題になるライフスタイルを改め、今の体に足りないものを補
い、余分なものを瀉してバランスを整えてゆけば、ガンはあったとし
ても、十分に普通の生活ができます。

まずは、クヨクヨと悩むことをやめて、安心してください。



                        りえぴょんより
生活養生
不眠は何故怖い?
8月6日
曜日
晴れ

不眠は何故怖い?

良い睡眠とは、夢も殆ど覚えていないくらいに熟睡し、朝目覚めたと
き、”ああスッキリした!今日も一日頑張ろう!”と心も体も元気に
飛び起きることができるものです。

睡眠の時間については、個人差がありますが、ダラダラと長く眠れば
良いものではなく、最も大切な時間帯に、グッスリと寝入っているこ
とが大事です。

その時間帯とは、午後十時〜午前二時の約四時間

この時間帯に熟睡することにより、成長モルモンが分泌され、体を生
まれ変わらせてくれます。
その働きとは

1,軟骨や組織の代謝促進
2,アミノ酸の取り込みとコラーゲンの合成促進
3,体脂肪の分解
4,免疫システムの調整
など

つまり、その日に摂った食べ物を、筋肉や骨、組織を作るために整理
整頓したり、体の中に入ってきた毒物や異物をパトロールして解毒排
泄したり、できてしまったガン細胞を排除したりという、極めて大切
な仕事は、寝ている間に行われます。

不眠が続くと、体が生まれ変わらず汚れてゆくので、体がだるい、疲
れがとれない、集中力がなくなる、前向き思考ができない・・・・な
どの症状が出てきます。

慢性の病気が改善しない場合や、薬を飲んでも効かない場合、不眠が
隠れている場合が少なくありません。
とりあえず眠っているので、不眠症だという自覚もないのです。

朝がスッキリしていない方は、食べることよりも、薬を飲むことより
も、まずは午後十時を目安に床に入ること。
これが養生の第一歩です。



                        りえぴょんより
生活養生
とれない痛み
8月5日
曜日
曇り時々晴れ

とれない痛み

長く臨床をやっていると、不思議にとれない痛み・・・というものに
遭遇することがあります。
炎症があれば、清熱剤
血行が悪く、不通則痛であれば、温め血行を良くして通じさせるお薬

湿が原因であれば去風湿薬
虚痛であれば、補気類、補血類
など、原因に応じてお薬を出せば、どんなにお年寄りで、頑固な痛み
であっても、1週間もすればそれなりに効果が現れてくるものです。

ところが、きちんと弁証してお薬を出し、微調整しても全くプンとも
スンとも反応してくれない痛み・・・
というのがまれにあります。
勿論、こういった中には、お薬をきちんと飲んでいなかったり、養生
を全くする気がない方があり、これは問題外!

この不思議な痛みをもつ方に共通する傾向は・・・
1,とても痛いと訴えるが、具体的な痛さが答えられない (こちら
からは元気に見える)
2,病院の検査でも全く異常なし
3,薬を次々に試したくなる (即効性を求められる)
4,被害者、犠牲者意識がとても強く、この痛みのせいで、何もでき
ない!と訴えられる
5,精神的ストレスで悪化する

私は、この種類の痛みは、潜在意識的な痛みであると考えています。

例えば、右腕に痛みがあったが、交通事故に遭い、右腕が切断されて
しまったその後も、無いはずの右腕に痛みを感じる・・・・という話
があります。
これは、脳の右腕の部分が痛みを発していると考えられています。

もしも、幼い頃、あるいは過去世、またはご先祖等に、忘れられない
ような強い痛みを伴う出来事があり、その気持ちや感情が癒されてい
ない場合、潜在意識的に痛みを受け継いでしまうことがあっても不思
議ではありません。

こんなことを言うと、中医薬剤師らしくはありませんが、まずは自分
が生を受けていることに対する感謝の気持ち、有り難さをかみしめて
ください。
そして、”ありがとう”の一言でよいので、ご先祖さまにその気持ち
をお伝えください。

特に潜在意識が開いてくる寝入りばなに、毎晩”ありがとう、ありが
とう、ありがとう”を心で唱えてみてください。

あとは、アドバイスした食養生+漢方を、前向きにコツコツと続けて、
治す意志を持っていただければ、必ず良くなると思います。
痛みばかりでなく、抜けられない症状でお悩みの方も、これを実行し
てみてください!



                        りえぴょんより
ガン
検査数値ばかりに捕らわれないで!
8月1日
曜日
曇り時々雨

検査数値ばかりに捕らわれないで!

ガン治療に病院に通っておられる方は、一様にして検査の値にふりま
わされ、一喜一憂される姿に、とても心を傷めている。
現在の西洋医学のあり方が、検査の値を指標にしているのだから仕方
がないことだが、あまりにも度がすぎると、本当に何とかならないも
のかと思う。

例えば、毎週抗ガン剤を打っておられる方では、事前に白血球やリン
パ球の値、そして腫瘍マーカーなども検査されるが、ほんの少し上が
った、下がったで、気持ちも舞い上がったり、逆に地獄に突き落とさ
れたりしてしまう。

少しでも値が悪くなると、あれこれ思い悩みが始まり、せっかく食欲
もあり、よく眠れて快便で、元気であったのに、いっぺんに肝脾不和
(ストレスがたたって食欲がなくなり、食欲不振、吐き気、胃痛、お
腹の痞えなどを伴う)を起こし、食べられない、眠れない、便通がな
い、気持ちが塞がって、真っ暗・・・になってしまう。
悶々と思い悩めば、免疫力も低下し、長く続けばそのせいで本格的に
悪化することすらある。

特に、抗ガン剤等で治療中の方は、いくら元気といえども、正気を損
じ、気血不足にあるのだから、健康人に比べると、はるかにストレス
に対する閾値も低く、想像を絶するほど苦しまれているので、医療関
係者は、そんな患者さんの状態を考えて、気持ちを支えるような言い
方をしてほしいと思う。

また、患者さん自身も、気血が虚損すると、とても悩みやすい傾向に
あるので、補気養血の食養生
そして、大熊柳、紅参、天蘭美人などの漢方等で、命の元を補充し、
過剰な心配性から脱却していただきたいと思う。




                        りえぴょんより