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血糖値の乱高下、低血糖と不眠、自律神経失調症

血糖値の乱高下と自律神経失調症

 

ここ4年ほど前にフリースタイルリブレという、24時間14日間の血糖値測定を簡単に測定できる機器が開発され今まで原因が良くわからなかった症状が色々と解明されて来ました。

 

例えば

1、自動車のアクセルとブレーキを踏み間違えてしまった

2、ちゃんとした人格の人なのに、決まって夕方のスーパーで無意識に万引きしてしまう

3、朝が辛く、学校に行きたいのに行けない

4、朝、満員電車の中で、動悸発作、吐き気、冷や汗、不安に襲われるようになり、パニック症と診断されたが、薬を飲んでも治らない

5、1日のうちに何度も動悸、眩暈、不安発作に襲われて、自分に自信を無くした

6、原因不明の筋肉の痛みに襲われ、繊維筋痛症と診断されたが、薬を飲んでも良くならない

7、更年期ののぼせ、火照り、発汗、不安感が強い

8、買い物に行き、衝動買いしてしまったり、簡単なお釣りの計算が出来ない時がある

9、夜中に悪夢で目が覚め、ビッショリ寝汗をかいていて、気持ちが悪い

10、夜中に脚がムズムズして眠れない

11、閉経してから、夜中に脇腹がゾワゾワと痙攣するようになり、眠りにつくと症状が出る

12、夜中に足が何度も攣る

13、夜中の2時頃、金縛りにあい霊的なものを感じて怖くて眠れない

14、昼食後、我慢できないほど眠く、運転していても寝落ちしてしまう時がある

等、実に多彩な症状なのですが、これらの人に共通する事がありました。

 

それは、症状が出現した時刻に低血糖を起こしているか、激しい血糖値スパイク(血糖値の乱高下)を起こしていたという事です。

そしてまた、これらの人に共通する食習慣が

1、早飯食い

2、ドカ食い

3、ムラ食い(決まった時間に食事を摂れず食べたり食べなかったり、おにぎりを3個など炭水化物に偏った食事)

4、丼物、麺類など炭水化物8割の食事が多い

5、お菓子や缶コーヒーで食事を済ませる事がある

6、非常に忙しく、時間に追われるなどストレスフルな生活環境

7、子供の頃、運動部や吹奏楽部で鍛えられていた経験、又は繰り返しダイエットを試み、リバウンドを繰り返していた経験がある

8、家族や仲間と楽しく食事という環境でなく、さっさと食事を済ませる個食環境

などが見えてきました。

 

つまり、膵機能が傷めつけられる食生活・・・急激な血糖値の上昇ーインスリンの過剰放出ー血糖値の急降下

を繰り返していたという事です。

 

血糖値の急激な変動は、自律神経を大いに揺さぶると同時に、大量の活性酸素を発生させる事がわかっています。

1日に何度も血糖値スパイクが起きれば、がんや認知症になるスイッチを押しているようなものです。

又、特に急激に血糖値が下がると、体は緊急事態を察知して、悪夢、痙攣、動悸、不安などの症状をもって、“今寝ている場合ちゃうで〜“と本人にお知らせします。

不快な症状は実は体からの有難い警告だったのですね・・・。

 

さて、これらの症状で苦しんでおられた方にやっていただいた事は

1、1日3食決まった時間に食事をする

2、食物繊維の多い、野菜、海藻、きのこ、こんにゃく、納豆などから食べて、次にタンパク質、炭水化物は食事の終わりの方を心がける

3、丼物、麺類など炭水化物8割の食事でなく、定食を心がける

4、空腹時の甘いお菓子、菓子パン、ジュースなどでお腹を満たしてしまうのをやめる

5、納豆、味噌などの発酵食品を摂る

6、玄米、雑穀米、オートミール、そば、全粒粉パスタなどをうまく取り入れる

7、特殊乳酸菌をうまく利用する

などで、血糖値の急激な立ち上がりを抑え、最適ライン(80〜140ミリまで)で持続的に安定して糖を供給することで、自律神経が揺さぶられる事なく安定し、症状の緩和〜消失につながりました。

 

定期検診の血糖値やヘモグロビンA1cが仮に正常値であっても、もしかしたら血糖値スパイクを起こしているかもしれません。上記の患者さんは、糖尿病と診断されていない人達ばかりです。

もしも、気になる自律神経不安定症状があれば、是非ご相談ください。

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