むずむず脚症候群とは?

むずむず脚症候群とは、足の裏や脚にかけて異常な感覚を生じるもので、その異常な感覚とは、”虫が這うような感じ” ”むずむず、チクチクと細かい痙攣するような感じ” ”脚はチリチリしてこそばゆく、じっとしていられない” ”脚がほてる” など、人によって感じ方が違うようです。

中には、背中や脇腹に”ゾワゾワする感覚”が走り、ちょうど高所恐怖症の方が、高いところから下を見たとき、”ゾミ~”と悪寒が走るような感覚とも言われます。

どんなときに起こり、どんな弊害があるのか?

この症状は、夕方から夜にかけて現れることが多く、眠ろうとしてウトウトすると症状が出現するために、慢性的な睡眠障害を起こし、その結果、日中に眠気が襲ったり、仕事等に集中出来ないことが多くなります。

むずむず脚症候群の原因は何?

1,神経伝達物質であるドーパミンの機能低下

2,中枢神経系における鉄分の不足による代謝異常

3,脊椎や末梢神経の異常

4,遺伝的な要素

等と考察されていますが、正確な原因はまだ解明されていません。

どんな人が発症しているのか?

日本では人口の2~5%(20~50人に1人)が発症していると推定されています。

男女比では、女性が男性の1.5倍で女性に多い傾向を示しています。

更年期を迎える40代から急増し、60~70歳でピークを迎えています。

また、妊娠中の女性の2割近くに見られるといい、ホルモンの変化による代謝の変化が神経と何らかの関わりをもっているのではないかと考えられます。

治療法や養生法は?

患者さんの多くが、ドーパミン受容体遮断薬、抗てんかん薬、抗うつ剤、鉄剤などの治療薬と、

1,カフェイン飲料を絶つ

2,ぬるめのお風呂で、脚のマッサージを行う

3,ストレッチ体操や散歩を取入れる・・・などの養生をされています。

私の体験と考察

私の叔母が、約40年間むずむず脚症候群に悩まされてきました。更年期を迎えるころから足の裏のこそばゆい症状に襲われ、年々ひどくなって、睡眠外来でお薬を処方されていましたが、あまりのつらさに脚を切りたいと叫んでいたことさえあります。

叔母の症状はやはり夜に眠ろうとすると起きるので、起きてパッチワークなどをしていると治まり、また眠ろうとすると、出現するというもので、熟睡できないことが悩みでした。

叔母の辛い症状をなかなかとってあげられない自分がはがゆく感じていたのですが、私も閉経を境に、夜中の脇腹のゾワゾワ症状に悩まされるようになりました。

これが始まると、全く寝付くことが出来ずに苦しんでいたところ、ある研修会で、夜中にこのような、むずむず、ゾワゾワ症状があったり、脚が痙攣したり引きつる方の多くに夜間低血糖または、血糖値の乱高下がある可能性があることを知りました。

そして、24時間、14日間持続的に血糖値を測定したところ、夜間のこの症状が出る時間帯に低血糖が起きていることがわかりました。

7日間、毎晩明け方に低血糖が起きていたので、8日目からは、明け方に低血糖を起こさないような食事法(グルコーススパイクを防ぐ食事法)と漢方をとりいれたところ、後半の7日間は低血糖が起きず、それとともに不快なむずむず症状もピタリとおさまりました。

叔母はすでに他界してしまいましたが、思えば叔母の食事の仕方も夜間にグルコーススパイクを起こしやすい内容でした。特に毎晩症状を紛らわせるための寝酒(ナイトキャップ)がより症状を悪化させたものと思われます。

以来、グルコーススパイクを起こさない漢方食養生にて、この辛い悩みから快方に向かっている方が増え続けています。

急激な糖の下降は、体にとって緊急SOSのサインです。 ”お~い、寝てる場合じゃないぞ!!!起きて!!!”と体が警告をしているのかもしれません。

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