目の4大疾患の原因は酸化と糖化です!
2025年10月22日
最近異常に目が疲れる、文字がくっきりと見えなくなった、視界がぼんやりする、日中の景色や夜の車のライトが眩しい、雨の日の運転や夜の運転が怖くなってきた・・・
などの症状がありませんか?
目は大切な感覚器官なので、見えずらいと作業の能力も落ちますし、気力までもが低下し、ややもすると生きるエネルギーまでもが低下してしまいます。
加齢と共に増えてくるのが、白内障、加齢性黄斑変性症、緑内障、糖尿病性網膜症による網膜剥離などの疾患ですが、実は目の4大疾患が昨今では50代以下の若い世代でも発症が目立っています。
物を見るために重要な役割を果たしているのが網膜で、網膜には光や色を感じる神経細胞が敷き詰められており、無数の毛細血管が張り巡らされています。
この網膜の神経細胞が傷ついたり、細かい毛細血管が変形したり詰まったりすると、酸素不足を補おうとして脆い新生血管が生じて出血を起こし、網膜が障害されることで視界がだんだんと狭まり、放置すると失明に至ることもあるので、今何らかの症状が出ている方は、一刻も早く養生されて進行を防ぐことが大切です。
これらの目の4大疾患は戦前にはさほど多くはありませんでしたが、昭和、平成、令和となるにつれ、若い世代でも増え続けていることから、食生活やIT機器を使うなどのライフスタイルが大いに関係していることが伺えます。
網膜は酸化と糖化によって徐々に傷つき損傷されてゆきますので、食養生としては4毒を摂りすぎない事がとても重要になります。
4毒とは糖質、植物油、乳製品、小麦を指しますが、何故目にとって悪いのかを説明します!
1、糖質の摂りすぎや空腹時のおやつのドカ食いなどにより、血糖値が高い状態が続くと、血液がドロドロに粘り、小さな毛細血管を通る事が出来なくなり、血管を損傷したり詰まらせたりします。
さらに水晶体のタンパク質と糖分が結びつく事で、タンパク質が変性を起こし、水晶体を濁らせて行くのが白内障です。
2、植物油は二重結合をもつ油で、反応性に富み、体内に入ると非常に酸化されやすい油です。
現代人は、揚げ物や、炒め物、クッキーやケーキなどのおやつに至るまで、恐ろしいほどの植物油脂を摂りすぎています。
酸化された植物油脂はアルデヒドとなり、血管を傷つけたり神経細胞を溶かしてゆきます。
目の血管は非常に細かい血管なので、損傷されやすいのです。
3、乳脂肪自体も血管に炎症を起こしやすいのですが、乳製品には植物油脂がたくさん使われているので、同様に注意が必要です。
4、それでは、小麦はどうしてお勧めできないか・・・です。
小麦のたんぱくのグルテンはほとんどの日本人にとって消化しきれないタンパク質で、未消化の大きなタンパク質が腸の関門を傷つけることで、様々な炎症物質が血液中に入り込んでしまい、炎症を促進してしまいます。
また、乳製品のカゼインタンパクも同様に日本人には消化されにくいタンパク質なので、こちらにも注意が必要です。
まずは、これらの食品の摂りすぎに注意する事が第一になります。
そして、今ある余分な糖質や脂質を解毒してゆく事が大切です。
タンポポの葉、燕の巣、オクラなどに含まれる糖鎖には解毒排泄の機能があります。
取り込んでしまったものを解毒するには、体を動かし運動すること、入浴などで体を温める事、夜の10時〜午前2時に熟睡して質の良い睡眠を十分に確保することなどで高める事が出来ますので、是非養生なさってください!