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中部地方の皆様は喘息に注意

ここのところの気候はどこまでも異常です。
東海地方以西は温暖な冬、以北は寒氣の南下による極寒の冬と言われており、交互に2つの影響を受けるのが中部、東海地方です。
寒暖の差、乾湿の差、気圧の高低の差が激しいときに起こりやすいのが喘息です。
外からの気象条件に対応して邪気から身を守るのが粘膜、そして血管、気管等の伸縮を司り、体温調整や体の様々な機能調整を行う場所が湊理(皮膚毛穴)ですが、あまりにも気候の変化が激しいと、この機能が追いつかなくなってしまいます。

 

粘膜がでこぼこになって荒れていたり、湊理の働きが悪いと外からの邪をくい止められなくなり、感染や炎症を起こしやすくなります。
気管が細く縮んだところへ、さらに炎症が起きると、炎症を冷すためにマクロファージなどの免疫細胞が集り、その死骸等が痰であり、この痰が息道を塞いだものが喘息です。

これには通竅といって、穴を通すこと・・・すなわち粘膜を強化し、湊理の機能を安定化することが大切で、漢方では冬虫夏草、紫蘇、紅参などを配合したものを用います。
食べ物では、れんこん、大根、長芋などの根菜や、納豆、なめこ、もずく、オクラなどのネバネバ食品が有用です。
そして、逆に痰を発生させる洋菓子、菓子パンなどのスイーツ、揚げ物、アルコールなどは極力控える必要があります。
喘息が起こりやすい方は、只今赤信号の気象条件ですので、寝不足や過労を避けて、上記食品とともに体をよく温める工夫をなさってください。

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