薬物乱用防止講座に出向きました!
2018年11月09日
今日は学校薬剤師担当校にて、薬物乱用防止講座に出向きました。
小学校6年生を対象にした講座で、“薬物乱用ダメ!絶対ダメ”のDVDの後に20分程度のお話しをさせていただきました。
薬物乱用といってもピンと来ないと思うのですが、薬物乱用とは、本来のお薬の飲み方(病気等によって処方されたお薬、または薬局などで購入したOTC医薬品を用法用量に従い服用すること)とは別の目的で使用したり、大量に服用することも含まれ、覚醒剤や大麻、危険ドラッグに手を出すことは勿論のこと、たった1回の少量の服用でも薬物乱用になります。
覚醒剤やMDMAなどの中枢神経興奮型ドラッグと、シンナー、大麻(マリファナ)などの中枢神経抑制型のドラッグとでは、その作用や禁断症状、長期乱用で起こる症状の違いなどについてもお話しさせていただきました。
また、皆様に身近な風邪薬、咳止め、漢方薬の麻黄が含まれる方剤などにも中枢神経に働き、劇薬となる成分が配合されており、大量に服用することで、幻視、幻聴、急性脳炎などの中毒症状を起こすことがあるので、お薬は必ず必要な方が、用法用量を守って服用してください。
自分に効いたからといって、他人に譲らないでください。
危険な薬物とわかっていて、手を出すことはないでしょうが、様々な手口で魔の手は伸びてくるようです。
- インターネットで、普通のアロマ、お香として知らず知らず購入
- 楽しいパーティーと誘われ、いただいたスイーツやお茶に混入
- 海外旅行に行き、“このお土産を届けてくれない?”と知らない間に運び屋にされていた
等のケースもあるようなので、その辺りの注意も必要です。
皆さん神妙な顔で、熱心に耳を傾けてくれました。
今後どのような誘いがあっても、断る勇気を持ってくださいね!!!