夜間低血糖型の不眠症について
2021年07月03日
不眠症には夜間低血糖が隠れているかも!!!
皆さんは気持ちよく熟睡出来ていますか?
不眠症で悩んでおられる方はとても多く薬局店頭でもとても多いご相談の一つです。
不眠には、色々な原因とパターンがあり、一言ではかたつけられませんが、今日は早急に解決しないとどんどんと消耗してしまう、夜間低血糖型の不眠についてご紹介したいと思います。
私自身も、更年期の真っ只中にほぼ毎晩のように体験した嫌な感じの不眠です。
それは決まって夜中の2時〜4時くらいの間に起きるのですが、寝苦しくうなされるような嫌な夢を見ていて、びっしょりと首の周りに寝汗をかいています。
そして、脇腹のあたりにムズムズ、ゾワゾワとした細かい痙攣のような悪寒が走って目が覚めるのです。
体を起こして、しばらくお腹をさすっていると次第に治ってくるのですが何とも言えない不安感と後味の悪さが残る感じでなかなか寝付けないんですね。
この症状は誰に言ってもなかなか理解されなかったですし、自分自身でも色々な漢方を試したりしましたが、思うような改善が見られずにほぼ諦めの境地でした。
私の叔母も、更年期を境に数十年“ムズムズ脚症候群“に悩まされ、改善されることなく他界したので、“おかしなところが似るものだ!“と思っていました。
それから数年が経ち、ある勉強会で、寝汗を伴い、悪夢を見たり腓返りや夜間の痙攣で眠れない場合は、低血糖を疑え!!!という事を知りました!!!
低血糖は場合によっては死にいたる緊急事態なので、睡眠中にそれが起これば、本人にこの緊急事態を知らせるために、悪夢、寝汗、痙攣などの不快症状を起こして、体が警告している反応だと言うのです。
早速24時間14日間の持続的な血糖値測定ができる装置をつけて見てみたところ、毎晩かなりの夜間低血糖が起きていて、症状が出る時間がそれと一致していることがわかりました。
そこで、夜間低血糖を防ぐ、“特殊乳酸菌ルコス“を服用して眠ると、飲んだその日から低血糖が改善され、同時に症状が消失したので、ひどく感銘を受けたのを覚えています。
その後、私と同じような症状に悩んでおられる方が全国的に見るととても多いことがわかりました。
布団に入ると脚がムズムズする、背中に虫が這っているような気持ちが悪い感覚がする、腓返りの痛みで目が覚める、びっしょり寝汗をかく、悪夢を見る、不安感が強くて眠れない、吐き気や頭痛で目が覚める、動悸がしてパニックを起こしそうになる・・・などのいくつかの症状を伴う不眠です。
このような不眠であれば、特殊乳酸菌ルコスやAHSS(笹エキス)を食養生として取り入れられる事をお勧め致します。
又、昼間のパニック症がある方にもお勧めの養生となります。