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10代からの乳がん予防

若い世代の乳がんが急増中

一昔前までは、がんと言えば60~70代以降の方の発病が殆どだったのですが、ここのところ20~40代のあまりにも若い方の発病が目立つので、何とかこれをくい止めなければ・・・という思いです。
ピンクリボン活動のように、早期発見も勿論大切ですが、それ以前に発病させない体作りが肝腎だと思います。ピンクリボンが赤信号なら、黄色の注意信号が発病させない養生と捉え、イエローリボン運動と名付けましょうか♪

食生活の変化

乳がんになりやすい性格や心の性質というものがありますが、本日はまず食事のお話しをいたします。
私自身は1963年(昭和38年)の生まれなのですが、幼少期にケーキなどの高級乳製品スイーツが口に入るのは、せいぜいクリスマス、お誕生日、特別なお祝いの日くらいだった記憶です。
そして、そういったスイーツが手軽に食べられるようになったのが、20歳を超えたあたりからと記憶しています。

コンビニが普及し始めたのが、1983年と言われているので、今から約35年前・・・ちょうど私が20歳の頃から、コンビニ、様々なファーストフード店、スイーツのチェーン店などがオープンしていったのでは?と思います。
つまり、35歳より若い皆様は、生まれた頃からすでにこのような環境で、成長期の最も大切な時期から、スイーツや乳製品等を毎日のように摂取できる環境にあったということになります。

現在60~90代の元気な皆様と、今の20~50代で乳がんを発病された皆様の決定的な違いはいったい何でしょうか?
と考えたとき、成長期の食事の内容が全く違ったのでは?と思います。
すなわち
1,高脂肪食(肉、食肉加工食品、卵、牛乳、乳製品、乳製品を用いたスイーツ)の過剰摂取
2,白砂糖食品、菓子パン等の摂りすぎ
3,ミネラル、酵素、食物繊維などの不足・・・等々
一言で言えば食事の洋食化です。

和食の回数を増やして行こう

我が国では、乳がんの罹患率が年々増えているのに対し、欧米諸国では逆に減少しはじめています。
この減少の原因の1つが、和食の取入れによるものと言われています。
もしも、あなたの家庭が毎日のように洋食のカタカナ食(ハンバーグ、スパゲッティー等々)、出来合いのコンビニ食、外食が続いているなら、その頻度をなるべく減らし、和食に置き換えてゆくことから始めてみてください。
ご飯と味噌汁に、納豆や季節のお野菜、お魚など・・・・昭和初期のこのような定番メニューにこそ、乳がん予防の力があるようです。

高脂肪食や甘い物が続いた様なときは、
1,しっかりと体を動かし筋肉を使う
2,肝腎を温める温灸手当て
3,清熱解毒の食材(切り干し大根、大根おろし、白菜、セロリ等)をとっておく、必要に応じて清熱解毒漢方を取入れる
などの養生も心がけてくださいね♪

 

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