一覧に戻る

スマホ認知症

★若い方に増えているスマホ認知症とは?

先日、テレビでスマホ認知症の話題が取り上げられていました。
具体的には、30代~40代なのに、自分はおかしいということに気がついたり、周りから指摘されて認知症外来に駆け込む若者が増えているということです。

★あなたもスマホ依存症かも?

●絶えず、スマホをチェックしないと気が済まない人
●スマホが無しだと不安
●スマホ無しに、始めての場所に行く自信がない
●大事なことは、スマホのカメラに撮り、メモしない
●めっぽう漢字が書けなくなった
●布団に入ってもスマホを触っている
等3つ以上当てはまると、立派なスマホ依存症だそうです。

★スマホ認知症のしくみ

スマホによる情報の取入れ、メ~ルやラインのチェック、友人のFBのいいね!やコメントなどに時間を費やしていませんか?
番組では、脳の機能を図書館にたとえ、スマホ認知症のしくみをわかりやすく解説されていました。
図書館では
1,新しい本を仕入れる
2,仕入れた本を適切に仕分けする
3,仕分けされた本をスムーズに貸し出す
という作業がなされていますが、スマホによる情報が多く入りすぎると、1の新しい本を沢山仕入れすぎて、2の整理が出来なくなり、脳は激しい疲労を起こします。
本の整理が出来ず、ぐちゃぐちゃの状態なので、適切な情報が適切に引き出すことができず、”どこいった?なんだった?”
という状況になるのだそうです。
これには、スマホをチェックする時間を決めて、必要以上にスマホを使い脳を疲労させないことが大切と言われていました。

★スマホによる脳の疲労は気血の消耗と過剰な糖分摂取

これに少し中医学的補足をさせていただきますと、スマホを使うと脳と目が使われ、激しく気血を消耗します。
SNSなどの利用が多いほど、気や神経も使いかなり精神的にも消耗します。
こんなとき、甘い物が欲しくなり、ついついスイーツなどに手を出し、血糖値の立ち上がり(グルコーススパイク)を起こします。
このグルコーススパイクこそが、細胞を傷つけ、脳の変性を促進する要因になってゆきます。
また、甘い物でお腹を膨らませると、気血を作るような適切な栄養素が入りにくくなり、脳の栄養源が不足し、ますます脳は疲れやすくなります。

★スマホ認知症を遠ざける養生法

1,夕方~夜にかけてはスマホの使用をなるべく控え、目と脳を養ってください
2,食事は野菜やスープからいただき、タンパク質、そして最後に炭水化物、デザートという順番で、グルコーススパイクを防ぎましょう
3,脳を養う食べ物・・・くるみ、山芋、大豆食品、青魚、酢の物、オリーブ油などを取入れましょう
4,目を養う食べ物・・・養血作用のある、色の濃い野菜、小豆や黒豆、黒胡麻など黒い食べ物、イカ、たこ、落花生、プルーンなどがお勧めです。
5,かなり重症であれば、解毒や補腎の漢方を適切に取入れてゆくことも大切です
6,入浴などで、ゆっくりくつろぎ、仕事よりも体の声を聴くライフスタイルを大切にしましょう

一覧に戻る