一覧に戻る

更年期以降のコレステロールについて

健康診断の結果を持ってご相談に来られるケースで最も多いのが脂質代謝異常です。

特に更年期以降の女性では、女性ホルモンの急激な低下による代替えの働きで、コレステロール値が上昇します。

閉経を迎えた女性では、女性ホルモンの低下によるストレス、血管へのダメージ、免疫力の低下、骨量の低下などから身体を守るためにコレステロール値が急上昇しますので、ほとんどの方が基準値からはみ出して、脂質代謝異常と認定されてしまいます。

 

LDLーコレステロールが常時200ミリを超えるようであれば、一時的にお薬を服用するケースもありますが、それ以下であれば、まずは腸活養生で整えましょう。

 

具体的方法として

1、朝はまず野菜スープ、味噌汁などで食物繊維を摂りましょう。

食物繊維を餌に活気付いた善玉菌は、短鎖脂肪酸を作り、コレステロールの合成を抑制し慢性炎症を防ぎます。

食物繊維自体にもコレステロールを吸着排泄する働きがあります。

排便後には普通に朝食をとってOKです。

 

2、怖いのは酸化したLDLです。

血糖値スパイクと交感神経の持続緊張は、体を酸化させ慢性炎症を助長するので、食事の順番(野菜、タンパク質、炭水化物)を守り、ストレス過多な生活を改めてください

 

3、食事が糖質や肉食に偏り酸性体質になっている方は野菜、きのこ、海藻、カルシウムをたっぷり摂ってください。

 

4、青魚などに含まれるEPA、DHAと核酸補給で慢性炎症の防止と慢性炎症による組織修復がオススメです。

 

5、中性脂肪が高い方は、1日の糖質量を130ミリに抑え、夕食前に100キロカロリー程度のウォーキングをオススメします。

 

6、コレステロールを下げる薬を飲んでいる方は、心筋をはじめとする筋力の低下を防ぐ事が大切です。(要ご相談)

 

コレステロールの薬や血圧の薬は一度始まると漫然と一生飲み続ける事になりがちですが、養生により体の中身が変われば基本的にお薬は必要のないものです。

健康診断の結果をお持ちくださると、今の状態にあった養生の仕方をご提案させていただきます!!!

 

一覧に戻る