一覧に戻る

隠れ低血糖

こんなあなた!!隠れ低血糖があるかも?!

 

今まで成人病検診では、血糖値が高い事、すなわち糖尿病やその予備軍のチェックばかりがなされてきましたが、最近では低血糖が様々な病気、老化、認知症などに大きく関連していることがわかってきています。

血糖値は、持続的に24時間14日間の血糖値測定が出来るリブレという医療機器によって誰でも測定することが出来、低血糖を発見することが出来ますが、体から発する症状からも推測する事が出来ますのでご参考ください!

 

1、朝気分が悪くて起きられない方

夕食から12時間以上経っている朝は血糖値が下がり不具合が起きやすい時間です。

朝しんどくて起きられない、朝になるとムカムカ吐き気がして気持ちが悪い、起きてしばらくしても頭がぼうっとしてエンジンがかかりにくい・・・こんな人はエネルギーが足りていない状態です。

低血糖や低血圧というガス欠状態にあります。

 

2、ご飯を食べた後、激しく眠くなる方

空腹が続いた後のドカ食い、早食い、炭水化物8割メシを摂ったりすると、急激に血糖値が上がり、インスリンが無駄に放出されて低血糖を起こします。

血糖値が60ミリ近く急激に落ちてきた時に激しい眠気に襲われます。

 

3、筋力の低下が関連する症状がある方

1日のうちに何度か低血糖を起こす状態が何年も続いているような方を慢性的な低血糖状態と言います。

この状態では、筋肉に十分なエネルギーが満たされず、筋力が低下します(筋肉が緩んでしまっている状態)

*心臓の筋肉が緩めば・・・ポンプ力が低下し全身の血行が悪くなる(疲れる、だるい、冷える)

*消化管の筋肉が緩むと・・・嚥下困難、逆流性食道炎、下痢、便秘、お腹のはり、脱肛、

*腹部の筋肉が緩むと・・・脱肛、子宮脱、膣脱、膀胱脱、尿漏れ

*脚の筋肉が緩むと・・・少し歩いてもすぐに疲れる、ふくらはぎが張って痛む

 

4、なかなか太れない、又はそんなに食べていないのに痩せられない方

食べても食べても太れない方は、胃腸の吸収力に問題があり、慢性的な低血糖を起こしているために蓄えにならず太れません。

そんなに食事を摂っていないのに、ちっとも痩せられない方は、慢性的な低血糖で筋肉量が少なく代謝が悪い状態です。

体は糖分を欲するので、甘いお菓子、ジュースなどでお腹を満たしていませんか?

又は糖分の吸収が早い麺類がお好きではありませんか?

その結果、中性脂肪が高ければ間違いなく低血糖を起こしています。

 

5、1日のうちで気分や体調の変化が激しい方

血糖値の乱高下は激しく自律神経を揺さぶります。

さっきまで元気だったのに、急に塞ぎ込んだりイライラする、ストレスを受けやすい、精神的なダメージを受けやすい、お天気で体調が左右されやすい・・・などの傾向がある方は、エネルギーが不足して対応できない状態にあります。

 

以上のような傾向がある方は、野菜ファースト、タンパク質、炭水化物の食事順に気を付けてください。

食前のルコス習慣については、是非ご相談ください!!

ダイエットとリバウンドの繰り返しや、早食い、お菓子食いなど膵臓を傷める生活が続いた結果の隠れ低血糖なので、成人病、老化や認知症を防ぐ為にも時間をかけて食習慣を改善する事が必要です。

一覧に戻る