熱中症の症状と応急手当て
2025年06月18日
今年の梅雨の中休みは、本格的な真夏を思わせる勢いです。
今回のように急な熱波の襲来で、気温、湿度共に高く風が弱くてジリジリと照りつけるお日様の勢いが強い日は、熱中症の危険性がとても高くなります。
特に、高齢の方や、乳幼児、太っている方、糖尿や心臓病、精神疾患がある方は、要注意になります。
また、特別な病気がなくても、低血圧、低血糖、貧血などエネルギーが足りていない方は、熱に対する自律神経の対応も遅れがちなので、無理をされないでください。
さらに、夏風邪を引いて発熱や下痢がある方、寝不足、二日酔いなどで脱水傾向がある方も、普段以上に熱中症になりやすいので無理は禁物です。
毎年よくみられる熱中症パターンとして、
1、普段あまり運動したり体を動かさない方が、この時期鬼のように伸びる草を気にして、草むしりをしているうちに、気分が悪くなり、立ち上がれなくなってしまった!
2、朝の早いうちに散歩に出かけたが、思ったより暑く途中で汗がダラダラ出始め、足がもたついてきた!
3、自宅の中でクーラーをつけずに作業していて、だんだんと気分が悪くなり、筋肉に違和感を感じ動けなくなった!
など、これくらいなら大丈夫!!!という気持ちが熱中症につながる事が多いです。
さてそれでは、熱中症の症状と手当てです!
熱中症の初期は、立ちあがろうとした時、クラッと眩暈がしたり立ちくらみが生じる、顔が異常に火照りのぼせる、心臓がドキドキする、なんだかムカ〜と吐き気がする、筋肉がモワッと違和感があり、ぴくぴく痙攣したり、重だるい感じ、足が攣るなどの症状が見られやすいです。
こんな時は、すぐに作業を中止し、涼しいところで足を高くして休みます。
保冷剤やペットボトルで首筋や脇を冷やします。
スポーツドリンクやハチミツレモン水などを一口ずつ補給してください。
草むしりなどをする時は、必ず複数で行ったり、家族に声をかけておいてください!
また、早朝の散歩は、脱水によって血液が濃くなっている可能性があるので、必ず水分補給してから出かけてください。
もしもの時の携帯も忘れずに!!
熱中症の重症度が進むと、異常な大汗をかいたり、意識が遠のく、体温が急激に上がるなど、命の危険を伴う症状が出始めます。
こんな時は、自宅での対応は難しいので、速やかに救急車を呼んでください!!!