インフル、花粉症対策に!!なぜ今ビタミンDなのか?
2026年02月18日
ビタミンDと免疫
ビタミンDは8割の日本人に不足が見られると言われています。
ビタミンDというと、多くの方は骨の健康とカルシウムの吸収でしょ?
と考えがちですが、ビタミンDで予防できない病気は無い!と言われるくらい私達の体にとって大切なビタミンです。
ビタミンDはウイルス感染症や花粉の侵入から身を守るばかりでなく、頑固な免疫バリアを作り異物の侵入による免疫の過剰反応・・・すなわち自己免疫疾患やアレルギー、そして過剰な炎症を慢性的に招く慢性炎症体質からの発がんを防ぐ働きまで、幅広く活躍するビタミンです!
正常な粘膜は粘液を纏い、粘液中のムチンというタンパクがウイルスや花粉の侵入を防いでいます。
そして、粘膜上皮細胞は隙間なく並んでいて、タイトジャンクションという扉を閉じて、ウイルス、花粉、アレルギーの原因物質、未消化のタンパクなどの異物を体内に取り込まないように守っています。
ところが、粘膜に炎症が起こり傷ついて、閉じているはずの扉が開いてしまっていると、体の中に異物が侵入し、免疫がそれを察知して炎症を起こし退治しようとします。
隙間から沢山の異物が流入すると、免疫は過剰反応を起こし、“もっと炎症を起こしてやっつけろ〜“と過剰なサインを出します。
こうして、アレルギー反応や免疫が間違って自分自身の組織を攻撃してしまう自己免疫疾患、そして慢性炎症を起こしてゆきます。
ここで、大いに役に立つのがビタミンDです!
ビタミンDが粘膜上皮のビタミンDレセプターにくっつくと、粘膜上皮細胞同士の隙間を硬く閉める司令を出して、タイトジャンクションをしっかりと閉じます。
これにより、免疫の壁がしっかり働き、ウイルスや異物の侵入を防ぎます。
そしてまた、ビタミンDは自然免疫を強化する働きもあり、抗菌ペプチドを合成してマクロファージの能力を高め病原体を破壊します。
さらに、TNFーαやILー6などの炎症性サイトカインを制御し、免疫による過剰な炎症反応を抑制します。
これらの働きにより、感染症を防ぐ、アレルギー反応を抑制する、発がんの引き金となる慢性炎症を鎮めて、守りを固めます。
さて、ご自分がビタミンDが足りているかどうか、一度血液検査される事をお勧めします。
整形外科などで、骨粗鬆症の検査をお願いすれば、血中ビタミンD濃度(25(OH)D)を測定してもらえるかと思います。
このビタミンD濃度が50ng/mlを保つのが理想で、骨の健康、免疫機能、粘膜バリアが良好に保たれる状態です。
日本人の8〜9割が20〜30未満で不足の状態と言われます。
ビタミンDは海産物や乾物食品などの食事と1日10分程度の日光浴や散歩も必須ですが、これだけではなかなかこの数値を保つ事が難しいので、1日50μ〜100μ(2000〜4000国際単位)のビタミンDを補給する事をお勧めします。
特に、風邪をひきやすい方や、アレルギー疾患などの持病がある方は4000国際単位の摂取をお勧めします。
そして、一度に沢山摂ることよりも毎日コツコツと補って行く事で、“そういえばアレルギー症状が軽くなった、風邪をひいていない・・・“などの喜びの声をいただいています。



