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熱中症の予防と手当て

誰でも起こる熱中症

 

最近はスマホのアプリが充実し、自分が住んでいる地域での熱中症の危険度もわかるようになっていますが、毎日の様に熱中症で病院に運ばれたというニュースに心を痛めています。

 

畑や外仕事など直射日光を遮るものが無い所での作業は、熱いと感じ始めたらサッサと切り上げる勇気を持ってください。後ちょっとだけとかキリの良いところまでやろうとせずに潔く撤退して下さい。

 

物事に熱中しやすい性格の方は、文字通り熱中症になりやすい傾向があります。早く目標を達成したいという気持ちはわかりますが、作業に集中していると食事やトイレなど生理的な欲求は後回しになりがちです。

 

暑くて顔が火照ったり、喉が渇いたり、動悸や息が早くなったりし始めるのは「体温が上がってるよ、これ以上は危険だよ!」という警告サインです。ここで速やかに風通しの良い日陰で休憩して補水と冷却を行えば回復できますが、警告を無視して自分のエゴに走ってしまうと、急激に体温が上昇して「あっ!これはヤバいぞ」と異変を感じた時には足の筋肉が痙攣したり、力が入らずに歩けなくなり、救急車にお世話になる事になります。

 

気温が高くなりそうな日に、屋外で一人で作業をすること自体が危険行為です。

どうしてもやむを得ない場合は、なるべく短時間の作業にして、友人や家族と安全確認が出来る様にしましょう。

 

熱中症には重症度が1〜3までありますが、自宅で対応出来るのは重症度1までです。

具体的な初期症状は、めまい、立ちくらみ、顔のほてり、筋肉の痙攣、腓返り、筋肉の違和感などです。これらが現れたら、日陰の涼しい場所で経口補水液などで水分補給してください。めまいがする場合は、足を10センチほど高くして横になって休みます。保冷剤や冷えたペットボトルで首筋・脇下・鼠径部・頭・顔・耳などを冷やしましょう。

 

さらに、頭痛や吐き気、体温が高い、意識が遠のく感じがする、汗の出方が異常などの症状はすでに重症度2に突入しており、迷わず救急車を呼んでください。一度このような状態になると、回復するのに1ヶ月以上かかることもあり、決して侮れません。

 

特に持病がある方、体力が落ちている方は十分に睡眠をとり、暑い時間の外出は避けてください。涼しい場所で60分以内のお昼寝も推奨されます。

 

私は熱中症防止の養生として、青汁クエン酸(グリーンピュアレ1包+スウェルフローラ1包)を300ccの水で溶かし、マイボトルに入れてチビチビと水分補給しています。

 

グリーンピュアレは質の良い抹茶テイストで、汗で失われたミネラルを補います。

スウェルフローラは美味しいクエン酸とオリゴ糖を含み、疲れを速やかに癒し、流れ出るような汗を抑えてくれます。

 

また、冷房の効いた室内にいても午後になると、のぼせ、めまい、動悸などが起こりやすい方には、升降丹を昼食前に多め(8〜10粒くらい)に飲んでおくのがおすすめです。

これらの症状は、水はけが悪く胃腸が弱い方が、冷房で汗腺が閉じていて、午後の暑さでも発刊できずに体に熱が籠り、湿熱となり上半身に登って経絡を塞いでしまった状態です。

升降丹は、体に溜まった熱と湿を消して、上に昇るのを未然に防いでくれます。




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