熱中症とコロナが原因の脳梗塞が急増しています
2025年09月10日
熱中症とコロナが原因の脳梗塞が急増しています
長引く暑さで蓄積型の熱中症が増えているのは前回のブログや動画でお話ししました。
そして、現在増加しているのがコロナ(オミクロンの変異株であるニンバス)です。
熱中症は脱水傾向を起こし血液をドロドロにして血栓を作りやすくしますし、コロナは感染すると血管内皮細胞に炎症を起こし血栓を誘発しやすくなります。
この二つの条件が重なることは大変恐ろしいことだと思います。
蓄積型熱中症・・・酷暑がかれこれ5ヶ月も続いています。
37度を超えるような暑さというのは自律神経の反応を異常にしますし、この長引く暑さによって寝不足、食欲の低下などが起こり、栄養状態が悪い方が多くみられ、免疫力、体力共に低下している方が増えていると思われます。
長引く脱水傾向、体力の低下によりこの時期の私たちの体は瘀血が生じやすく、若い方でも血栓ができやすくなっています。
コロナ変異株ニンバスの大流行・・・現在流行しているコロナはオミクロンの変異株でニンバスと呼ばれています。
喉が切り裂かれるほどの強烈な痛みが特徴と言われますが、個人差があり、激しい咳が長引く方もありますし、発熱、倦怠感、激しいだるさ、めまい、ふらつきなどの症状の方も見られます。
激しい喉の痛みや、咳、寒気、関節の痛みなどの症状が顕著であればコロナの可能性がありますが、そうでない場合熱中症との区別がつきにくいと思います。
また、コロナはACEレセプターを介して血管内皮細胞を傷つけ、インフルエンザに比べると10倍も脳梗塞を起こす率が高いと言われています。
全身に慢性的な炎症を起こし後遺症も残しやすいので、長引かせないように解毒養生をすることが大切です。
蓄積型熱中症とコロナが重なることにより、私たちの体はいつもよりも血栓を作りやすい状況と言えます。
いつもの倦怠感、だるさ、めまい、ふらつき・・・かと思っていたら脳梗塞を起こしていた!!という事も非常に多いです。
脳梗塞の場合は、体の片方に痺れや脱力が生じたり、片側の視野が欠損する、思っていることが言葉に出ない、しゃべりにくいなどの症状を伴いますので、そんな場合は一刻も早く受診してください。
脳梗塞は一度起こすと後々に大変な苦労が伴います!
予防の養生についてはまた、次回にご紹介したいと思います!