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インフルエンザが猛威を振るっています!!!

例年12月から増え始め、1月、2月でピークを迎えるインフルエンザですが、2024年10月から増え始め、例年よりも2ヶ月も早く猛威を振るっています。
コロナとインフルエンザとは別物ですので、コロナが流行していた間はインフルエンザが流行せずにインフルエンザに対する免疫が低下している可能性があると言われています。

高熱出て、なかなか熱が引かず節々の痛みや体のだるさが取れずにいる方がいる一方で、昨年にすでにインフルエンザに罹るなどで、症状があまり無いのに調べたらインフルエンザだったという方も増えていると言います。
基本、風邪症状があれば、発熱していなくてもインフルエンザの可能性もあり、人に移してその方が重症化する恐れもあるので、外出を控えて風邪治しに徹する事が懸命です。

もしも、インフルエンザで発熱した場合や、発熱がなくても節々や足腰が痛むなどの症状が出た場合、飲んではいけない解熱鎮痛薬があります。
ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsと呼ばれる解熱鎮痛薬がそれで、インフルエンザ脳症を起こす危険率が高まりますので、安易に用いないように注意してください。

これらの症状には葛根湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、竹筎温胆湯、柴葛解肌湯、麻黄附子細辛湯などの漢方を上手く使うと良いので、是非ご相談ください。

風邪やインフルエンザの症状を重症化させないためには普段から慢性炎症体質にならないように食養生なさる事が大切です。
特に、植物性油脂は体に入ると酸化されやすく粘膜や腺組織、神経に炎症を起こしやすので、極力控えてください。
オリーブ油やアマニ油も酸化されやすく、これらの摂りすぎにも注意が必要です。
また、小麦、砂糖、乳製品も体に炎症を起こしやすい食品ですので、摂りすぎに注意なさってください。
土台に慢性炎症を起こしやすい体質があると、ウイルスが入った時に火に油が注がれるが如く華々しい症状が出てしまいます。

逆に、ビタミンCや食物繊維が多い葉物の野菜、大根おろし、切り干し大根、タンポポ茶、昆布、シラタキなどは炎症の解毒に役立つ食材ですので、積極的に召し上がってくださいね。
そして、十分な睡眠と体を温める事、ストレッチなどの運動も感染予防の基本になります。

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