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心臓周りのチクチクした痛みと足の腫れの関係

Q、薬局店頭でご質問をいただきました。
特に激しい運動をした訳でもないのですが、心臓の周りがチクチクとした刺されような痛みがあって、それほど痛みは激しくないけれど気になっています。
また、睡眠不足が少ない際に、足の裏が腫れてしまって立っているのも辛い状態になったのですが、これはどうしてでしょうか?

A、労作時ではなく、じっとした時に起きるという事は、血虚の方(血が少なくて組織に十分に血液が行っていないために、組織に酸素と栄養が足りていない)でよく起きる事があります。
特に、冷えやストレスがある場合に、さらに血流が不足します。
組織に酸素や栄養素が十分出ない状態は、貧血、タンパク質の不足によるアルブミンの低下、心臓の1回拍出量の低下(ATPを作るエネルギー源が少なくポンプ力が低下)などの状態が考えられます。
もしも貧血傾向やアルブミンが不足している感じがあれば、朝昼晩のタンパク質をもう少し増やして頂き、その他に、黒豆、黒胡麻、キクラゲなどの黒い食べ物やイカやタコ、そして緑黄色野菜などを増やしてみると良いと思います。
先日、漢方食品の棗参宝を食養生にプラスして取り入れられた方が3週間でアルブミンのスコアが0.7も上がりました!(アルブミンは0,1あげるのも結構大変)それとともに元気が回復してきました。
また、赤身の肉や魚などをあまり食べられない方では、ATPを作る補酵素であるコエンザイムQ10が不足するために、心筋でのエネルギー産生が低下し、組織に十分な血液(酸素+栄養)を送れない事があります。
これにはコルマータQ10を補う事が良いかと思います。

睡眠不足が続くと、心臓にとても負担がかかります。
心臓は眠っていても血液を送らねばなりませんが、活動時に比べて大量の血液を送り出す必要がないので、止まりはしないものの、エコ運転で少し休憩モードで動く事ができます。これが寝不足であると、断続的にエネルギーを産生して血液を送る必要があるので、疲れてしまい、エコモードに入ります。
すると臓器へ行く血流も低下し、腎臓で濾されてくる量も減ってしまい、水分代謝も低下します。それによって最も抹消で重力の影響も受ける足の裏の水分が回収されず、腫れて辛い症状が出ると思われます。
やはり、睡眠は大切ですね・・・コルマータは心機能をサポートするので、症状が続くようであれば、少し補ってあげると楽に過ごせるかと思います

執筆者:漢方食養生の林薬局 薬剤師 高田理恵

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