コロナ重症化と肥満
2020年08月15日
20代の頃は今よりも10キロ以上スリムだった。
若いうちは、ちょっとダイエットすればすぐに痩せられたのに、食事に気をつけても運動しても、本当に体重を落とせなくなってしまった・・・という方
肥満は本当に危険です!!!肥満細胞にたっぷりと脂肪が蓄えられていると、火に油を注ぐ形で、慢性炎症が持続します。この慢性炎症こそが、がん、動脈硬化、認知症、そしてコロナ重症化(サイトカインストーム)の鍵を握っていることがわかってきました。
食事を節制していても運動しても思うように成果が上がらない原因には2つあり
一つ目には、年齢とともに基礎代謝が低下してエネルギーを消費しない体になってきている事。
そしてもう一つは、腸内細菌のバランスです。
私たちの大腸には100兆個もの腸内細菌が住みついており、様々なタイプの細菌が住んでいるのですが、水を飲んでも太るような方の腸内には、メッチャ吸収力が良くて貯蓄能力の高い“太らせ菌“と言われる細菌が多くを占めており、逆に何を食べても太れずに困っている人の腸内には、“痩せ菌“と言われるエネルギー効率の悪い細菌が住み着いているのです。
ですので、努力しても痩せないのは、あなたのせいではありません(笑)
基礎代謝のパワーを上げる事と、腸内細菌のバランスを整えて上げる事で、必ず効果は上がります。
核酸はミトコンドリアの働きを活性化し新陳代謝を促し、基礎代謝量をアップさせる他、組織の修復を促す、悪い細胞を細胞死させる働きがあります。
また青菜や青汁を食事の最初に摂ることで、血糖値の立ち上がりを防ぐ、リパーゼ(脂肪を吸収する酵素)の活性を阻害する、脂肪細胞への脂肪の取り込みを抑える、食物繊維が善玉菌の餌になり、組織炎症を抑え、腸の免疫機能を高める短鎖脂肪酸を作るなどの働きがあります。
さらに
1、食事はムラ食い、ドカ食い、ナガラ食いをやめて、規則正しく腹8分、野菜ファースト、ご飯ラーストの順番に気をつける
2、トランス脂肪酸と食肉脂肪は避ける
3、食後に5分でも良いので軽いストレッチなり散歩を取り入れる
の3点だけは努力してくださいね。
BMI(体重kg÷身長m÷身長m)が22が健康理想で、25を超えると危険率が高まります。諸外国のコロナ重症例の40%以上がBMI30以上と言われています。