梅雨前線に弱い体質とは?
2021年06月09日
今年の西日本、東海は例年よりも3週間も早い梅雨入りで梅雨明けが気になるところですね!!!
例年通りの梅雨明けですと、なんと70日近くがジメジメと蒸し暑い時期になります。
毎年、この時期になると、
1、頭痛、頭重、手足や体がだるく、気力が湧かない
2、めまい、浮腫、動悸がしてしんどい
3、下痢、吐き気、食欲がなくなる
4、梅雨前線の上下により、気分が浮き沈みする
等でお悩みの方が増えてきます。
梅雨時期の気圧配置の特徴は、日本に北に寒冷で湿潤なオホーツク海気団、南に温暖湿潤な小笠原気団があり、日本付近で二つの性質が違う高気圧がぶつかり合うんですね。
冷たい空気と温かい空気が混ざると、大気が不安定になって大雨をもたらす雲の帯(梅雨前線)が出来ます。
この梅雨前線が南下すれば、ひんやりと肌寒いし、北上すれば蒸し暑い夏日となり、何度も上下をしながら、北上しきると梅雨明けです。
つまりこの不安定な帯が日本列島を行き来するわけですから、私達の体への影響も絶大です。
でもね?梅雨内も平気な人もいるわけですよ!!!
じゃあ、梅雨に弱い体質ってあるの???
あります!!!ズバリ、体の水捌けが悪い痰湿やそれに熱がこもった痰熱体質の方です。
わかりやすく説明すると、雨戸や網戸を思い浮かべてください。
皆さんは暑くなれば網戸で風通しをよくするし、台風がこれば雨戸を閉めますよね?でも、その網戸や雨戸が湿気って動いてくれなかったら役に立たないですよね。水捌けが悪い体質の方はこれと同じで、体に溜めた湿気が災いしてお天気の変化に対応する扉の動きが悪い状態なんです。
こんな方は、水を溜めやすい食事に気をつけてください。
1、塩分の多いラーメン、インスタント食品、スナック菓子と糖分の多い清涼飲料水、スイーツ、果物などは、浸透圧の影響で浮腫やすい体を作ります
2、体を冷やす食べ物、生物、冷たいものは、水捌けを悪くします
3、アルコール、カフェイン飲料は、利尿による脱水を起こし、水分欲求が高まります
4、タンパク質、ビタミン、ミネラルが不足し、炭水化物に偏っていると浮腫やすい
5、カリウムが多い青菜、レモンや梅干しなどクエン酸が不足していると水を溜めやすい
いかがでしたか?食生活に心当たりありませんか?麺食いさん、気をつけてね!
梅雨〜夏場の漢方四天王は、センザンショヨ、升降丹、カギカズラ、馬鞭草です。
状況に応じてお勧めさせていただきますので、お電話またはメ〜ルでご相談ください。