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長引く暑さで毛細血管の詰まりが激増

長い酷暑が体に与える影響が大きすぎます。
まだ昼間は真夏並みの暑さが続いていますが、暑さのピークを超えた頃から激増しているのが、腎不全、脂肪肝、微小梗塞と言われており、例年になく桁違いに増えているようです。

これらの疾患に共通して言えるのが毛細血管の詰まりです。
肝腎要と言われる、肝臓と腎臓は、いわば細かい毛細血管の集合体です。
つまり、網目のような細かいメッシュ状の組織に、たくさんの血液が集まります。
流れてくる血液がドロドロであればすぐに目詰まりを起こして解毒や濾過が出来なくなり、老廃物を排泄することも出来ません。

例年以上に血液をドロドロにしてしまった原因がいくつかあります。

1、酷暑が続き日々の汗のかきすぎが積み重なり、脱水傾向となっている
2、暑さストレスが交感神経を緊張させ、血液を粘らせる
3、暑さのために、ジュース、アイスクリームなどを日常的に摂りすぎている
のに、暑さのために運動できず、中性脂肪が蓄積されてゆく

特に、お値打ちなラクトアイスが何本も入った箱入りアイスは人気商品で、大人から子供まで毎日習慣的に食べており、多くの家庭に常備されていると言います。
ソフトクリームやラクトアイスは、乳脂肪よりもパーム油などを使った植物脂の割合が多く、植物油脂と糖質、乳化剤、製品の安定性を保つ増粘多糖類、香料などから出来ている安価な化学合成アイスで、特に酸化した植物油と糖質が血管を傷つけたり、血液を粘らせて血管壁にベタベタとまとわりつき、フィルター機能の目詰まりを促進します。

炒め物など油を使った料理をした後、洗剤で食器を洗いますが、シンクがネチャネチャになったり、排水溝に被せてあるネットが油でドベドベになり、水がなかなか流れていかない現象を経験されたことがあると思います。
同じような現象が、細かい毛細血管の集合体である肝臓や腎臓で起こっていることを想像してみてください。
中性脂肪の原料である糖質と植物油が毎日入ってこれば、肝臓には脂肪が巻いて解毒機能が果たせなくなりますし、腎臓では目詰まりにより濾過機能が麻痺し、尿量が減り、体が異常にだるい、浮腫むなどの症状が出ます。

もしも、体が異常に怠くてやる気が起きない、吐き気がして食欲がない、体が痒くて仕方がない、尿量が少ない、足が浮腫んで体が重い、腰が重だるく鈍い痛みがある
などの症状がある方は一度血液検査されることをお勧めします。

また、めまい、ふらつきがある、耳鳴りが続く、物忘れが激しい、モタモタしてやることが捗らない、やたらとイライラする、頭がぼんやりしてスッキリしない
などの症状がある方は、一過性の脳虚血を起こしていたり、微小梗塞の可能性があるので、一度診てもらった方が安心です。

脂肪肝、腎機能の低下、微小梗塞が発見されたり、心配しておられる方は、乳脂肪、植物油、糖分などを含んだ食品は控えて、タンポポのお茶や田七人参で毛細血管の詰まりを大掃除する養生を取り入れ、大事に至らないように心がけてください。

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