ピロリ菌と笹の葉
2019年03月06日
ピロリ菌は日本人の二人に一人が保菌していると言われ、慢性胃炎や胃潰瘍の方の70〜90%、胃がんの方の60〜100%が感染していると言われています。
現在、ピロリ菌の除去には抗生物質の多剤併用療法が用いられていますが、副作用の強い点が問題であり、さらに3種類の薬を併用しても除菌率は82%程度と言われています。
ランソプラゾールには強い胃酸分泌抑制作用があり、消化不良を起こしたり、肝機能障害の副作用があります。
また、アモキシシリンには、ショックや出血性腸炎、クラリスロマイシンには、味覚異常、膨満感頭痛等の副作用があり、耐性菌も出来やすいのが特徴です。
特に胃腸が元々弱い方が、この3種併用で除菌をすると、1ヶ月〜3ヶ月に渡って、食欲が低下したり、お腹の調子が悪く、著しくQOLが低下することがあります。さらにせっかく除菌しても、耐性菌により再燃してしまったり、新たにピロリ菌を取り込んでしまう事で、元の木阿弥になります。
ピロリ菌は、土壌に生息していますので無農薬の野菜を綺麗に洗浄せずに調理することで、胃に取り込んでしまいます。
ピロリ菌には尻尾のような鞭毛があり、それを活発に動かしてグイグイと胃壁に穴を開けて入り込み棲みつきます。
副作用を持たず、ピロリ菌を除去し、胃の痛みや吐き気、膨満感、食欲不振を取り除いてくれる笹の葉は、古来より笹寿司、ちまきなどにも用いられ、抗菌作用、血流促進作用、爽快感をもつ薬草として、本草綱目にも記載されています。