腸閉塞のトラブルが多発しています!!!
2021年03月11日
腸閉塞のトラブルが増えています
年明けから3月にかけては、冷えのストレスによる様々なお腹のトラブルが続出しました。
激しい寒暖差は自律神経に大きく影響し、特に腸痞(腸閉塞)は、お腹の手術歴がある方は何年経っても要注意です。(帝王切開した方も含まれます)
腸閉塞は腸管の運動が止まってしまう事なのですが、いくつかの要因が重複すると発生しやすくなります。
①強い寒波が年末から何度も訪れて、気温が低下した。
寒さはお腹を冷やして腸管の運動を止めてしまいます。
②運動不足により血流が低下した。寒さとコロナ自粛で、散歩や外出が減り、テレビ鑑賞や ゲーム時間が増え、座りっぱなしの体勢になり、お腹が圧迫されて腸管運動が低下した。
③コロナ感染拡大による不安で、気分が塞がり、ストレスで腸管運動が低下した。
④自粛生活で自宅滞在時間が増えて、甘い菓子類の摂りすぎで腸管運動が低下した。
等々
冷え、運動不足、長時間の悪い姿勢、不安、気詰まり、砂糖の多い食品は、腸の動きを抑制する腸閉塞まっしぐらの悪習慣です。
何度も腸閉塞を起こしている方は、その兆候がわかると思いますが、お腹がパンパンに張ってきて食欲が無くなり、少し食べても苦しくなる感じから始まります。そして、お風呂に入ったり温めたりすると楽になります。
腸閉塞傾向がある方は、
その1 腸管を動かすために、漢方温熱パット(5500円)やびわ温灸(78650円)などでしっかりお腹を温めてください。入浴でお腹を温めるのも大切です。
その2 お腹を温めて消化管の働きをよくする漢方をお勧めします。
また、ニラと干しエビを入れたお粥はお腹を温めるのでおすすめです。
その3 甘いお菓子、菓子パンやジュースは腸の動きを止めてしまうので厳禁です。
その4 座った姿勢が長く続くのはいけません、こまめにストレッチしたり、暖かい時間帯に散歩に出かけましょう
その5 不安や心配で気の巡りが悪くなると、胃腸が止まってしまいます。
脳を栄養する大豆食品、気の動きを良くする柑橘類を召し上がってください。
お腹が冷えて腸の働きが悪くなると免疫力も低下し、がんをはじめとする慢性炎症疾患を助長させますので、早めの手当てを心がけてくださいね。