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寒暖差ストレスを乗り切る

今年の寒暖差は特に激しいです。
雪が降るような寒さの翌る日には大風が吹いて日中は20度近くまで気温が上がるなど、気温差も気圧差も激しい気候に見舞われています。
ここ数年、温暖化に勢いが増して、海水温が高い事、偏西風の蛇行が深い事などが原因のようで、これから益々このような激しい気候になって行くと思われます。

このような気候の変化は自律神経が察知して、それに対する防御を行っているので、常日頃から自律神経の働きが不安定な方は非常に大きな影響を受けます。
自律神経が不安定・・・つまり変化に追いついてゆけない要素の一つは、
1、交感神経の過剰緊張です。
夜遅くまで仕事を頑張り過ぎたり、物事をこん詰めてやるなど、行きすぎた交感神経の緊張は、神経をリラックスさせる事がないので、気候や環境の変化に対応する余力がありません。
2、体のエネルギー源である、糖質の供給にムラがある事・・・すなわち血糖値が急激に上がったり急激に下がったりすると、車で言うと急発進したりエンストしたりで、安定した走行をする事ができないのと同じです。
つまり、血糖を最適ラインで安定供給する事は、様々な気候ストレスに影響を受けない体を作ります。
3、タンパク質が不足していませんか?
私達の筋肉、血液、臓器、骨、ホルモン、免疫物質などはすべてタンパク質から作られて行きます。
筋力が低下していたり、貧血の状態は、少し風が吹いたら飛ばされてしまう建屋と同じなので、寒暖差や気圧差に大きな影響を受けてしまいます。
4、体温調整がうまく行く体ですか?
暑さ寒さにより、毛穴の開閉がうまくいって、汗をかいて放熱したり、毛穴を閉めて体を温めたりと、体温を維持できる体である事が大切です。

それでは、それぞれの対策法は次のとおりです!

1、肩こり、腰痛、手足の冷え、不眠、イライラや気分の変化が激しい人は?
*38~40度くらいのぬるめのお風呂に15分~20分ほど浸かりましょう
*温冷交替浴を3度ほど繰り返しましょう
*夜間のスマホやパソコン仕事は控えましょう
*寝る前に布団の上で軽いストレッチをお勧めします
*体を温める漢方の寝る前服用で交感神経の緊張を解放しましょう

2、食事時間がバラバラ、ドカ食い、ムラ食い、早食いの習慣がある方は?
*起床就寝時間と三度の食事時間をなるべく一定に!
*空腹時の甘いもののドカ食いはやめましょう
*食事は野菜スープ~タンパク質~炭水化物の順に
*食前に血糖値の安定に特化した乳酸菌を補い、血糖値の乱高下による自律神経の錯乱を予防しましょう

3、筋力低下、体重減少、少し動くと息が切れる方は?
*極度な糖質制限やダイエットは中止してください
*朝食時にタンパク質を欠かさずとりましょう
*食後にかかとの上げ下げ運動を30回行いましょう
*必須アミノ酸製剤やエネルギー産生を高める補気の漢方を補いましょう

4、汗をかけない方は?
*タンポポ茶または切干大根茶を飲んで汗がじんわり出るまで半身浴しましょう・・・日を追うごとに短時間で汗が出始めます

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