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夏にしんどい低血圧

今年の夏は、例年にも増して気温が高い時期が長続きする模様です。
夏が苦手な方はちょっと思いやられますよね!

真夏にありがちな症状は、朝がしんどくて起きられない、立ち上がると立ちくらみや眩暈がする、気力が湧かない、ちょっと動いても動悸がしたり滝のような汗が出てしんどい、
夕方になると足がむくむ、顔も腫れぼったい、体が怠く重くて動けない!など
特に日頃から血圧が低い方、貧血がある方、そして高血圧で冬と同じように血圧のお薬を飲んでいる方も要注意です!

真夏の暑さにより、体は放熱しようとして末梢血管を拡張します。
それによって血圧は冬に比べて20〜30ミリくらい下がりがちになっています。
体表の方に血液が行ってしまう分、心臓や内臓、そして脳の血流は不足するために、体の機能が電池切れを起こしているような状態です。

このように夏に電池切れを起こす方の多くが、食欲の低下によるタンパク質の不足です。
タンパク質が不足すると、血液、筋肉、消化酵素などが十分に作られませんし、心臓を始めとする各臓器が十分に働くことができません。
特に、心臓は絶え間なく収縮と弛緩を繰り返して血液を全身に送り出していますが、タンパク質不足ではこの働きが弱くなり1回に送り出す血液量が減り、その分回数でカバーするために動悸が起こります。

手足や顔がむくんでだるい人の多くが、タンパク質の不足と糖質の摂りすぎです。
血中蛋白が不足すると、その濃度を高めるために水分が組織に移動し、組織は水浸しで血管内は脱水が生じます。
また、甘いものは体の水を引き止めて浮腫ませる働きがあります。

夏はあっさりした冷麦や冷奴、素麺などで食事が終わってしまうことが多いですが、このような食事では益々タンパク質不足に陥り、夏バテを起こします。
夏こそしっかりと赤身のお肉やお魚を補給しましょう!
カレーなどの香辛料や南蛮漬けなどの酢の物にすると、とても食べやすいです。

サプリメントでは、エネスポ(アミノ酸製剤・・・1瓶9,720円)やコルマータQ10(コエンザイムQ10・・・1瓶9,504円)がお勧めです。
胃腸の働きが低下している人では、プロテインを摂っても効果的に吸収できないので、小さな単位まで分解されたアミノ酸製剤がお勧めになります。
また、コエンザイムQ10は心筋でのエネルギー産生を高め、1回拍出量を増やしますので、体の隅々にまで血液が行き渡り、怠い重い症状を一掃します!

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