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老化を促進する糖化とは?

健康寿命を伸ばす養生・・・糖化対策を心がける

糖化とは、余分な糖質が体内のタンパク質や脂質と結びつき、細胞を劣化させる事です。
血糖値は80〜140のラインで緩やかに上下する事が望ましいのですが、ドカ食い、早食い、空腹時に糖質の多い食べ物を一気に食べるなどにより、血糖値が140以上に上昇した場合、過剰な糖質は体内のタンパク質と結びつき、タンパク質を変性させてAGEという老化促進物質を作ります。
この変性反応を発見者に因んで、メイラード反応とも呼ばれます。

糖化によって出来たAGEの作用は!?
1、肌のハリを保つコラーゲン繊維を破壊し、しわ、たるみを作る
2、AGEによる老廃物が細胞組織に沈着してシミ、くすみを形成
3、髪の毛のツヤとハリを消失させる
4、血管の弾力性を失い、血管壁に炎症を起こしやすくする結果、動脈硬化を促進し、脳卒中、心筋梗塞などの血管疾患を増加させる
5、全身の組織に慢性的な微小炎症を継続させ、発がんの原因になる
6、肝臓、腎臓などの細かい血管を傷つけて詰まらせ、解毒機能を破壊する
7、目の細かい血管を破壊し、ドライアイ、白内障、網膜疾患の原因になる
8、骨を破壊し、骨粗鬆症を促進
9、アルツハイマーでは、脳に健常者の3倍以上のAGEが蓄積

AGEは、食後30分〜1時間に一番作られやすいです。
これは、その時間に最も血糖値が高くなるからです。
空腹時血糖とヘモグロビンA1cが正常な方でも、食後2時間ほどで眠くなる、体が怠くなる、やたらとお腹が空いたり、甘いものが欲しくなる方は、血糖値スパイクが起きていて、AGEがどんどんと作られている可能性があるので、要注意です。
私は、これを予防するために、食前に血糖値の立ち上がりを抑える特殊乳酸菌ルコスを服用し、なおかつ野菜から食べ始め、主食は玄米にしています。

また、すでにAGEが産生された食品(焦げたもの)をなるべく多く摂らない事です。
美味しくこんがり褐色になったホットケーキ、ドーナツ、クッキー、唐揚げ、デミグラスソースハンバーグなどは高AGE食品です。
調理法で言うと、生のものは最もAGEが少なく、煮る、レンチン、炒める、焼く、揚げるの順にAGEは増加!!!
つまり、強力に加熱調理するほど、AGEは増加します。
揚げ物を翌日レンジでチンして食べる行為は、酸化と糖化ともに最悪の調理法で、死を早める行為と言っても過言ではありません・・・ご注意ください‼️

執筆者 漢方食養生の林薬局 薬剤師 高田理恵

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