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高血圧の国内基準値が変わりました!!!

皆様はこの4月から高血圧の基準値が大きく下げられたことをご存知ですか?
今までは上が130以上、下が80以上が高血圧とされてきましたが、今年・・・2024年の4月からはこの基準値が上が160以上、下が100以上と大幅に緩くなったのです。
これによって高血圧の患者さんは10分の1に減るとされています。
ただし、これは協会健保(健康診断)の値で、健康診断でこれ以上あったら一度受診し、まずはセルフメディケーション(いわゆる自分で養生すること)を心がけなさいよ!
と言う事で、今まで治療を受けていた人が、薬を飲まなくても良いという意味ではありません。

そもそも血圧の基準値といのは1960年には年齢+90までは良しとされており、1987年の基準値は上が180、下が100と今に比べれば大変に緩いものでした。
この時代の血圧事故の殆どは高血圧による脳出血が7〜8割を占めていました。
そのため、年々基準値が厳しくなり、血圧をもっと下げたほうが良かろう・・・ということで、2000年には上が140と下が90、さらに2019年には上が130と下が80を超えると高血圧という風に、厳しくされました。
これにより、日本の高血圧人口は1987年に200万人であったのに対し、2019年には4000万人を超え、1990年に医療保険で賄う金額が12兆円であったのが、2023年には24兆円にも膨れ上がってしまったのです。
このように、基準値一つで病気の人口というのは操作する事が出来、基準値が厳しくなれば当然患者さんが増え、製薬会社や病院が潤う仕組みになっています。

それでは何故、今回こんな大胆な基準値変化があったのでしょうか?
一つには、血圧を下げたところで、脳血管障害が減ったわけではなく、下げすぎることで今度は脳梗塞や認知症が増えるということがだんだんと明らかになってきたことかと思います。
現在の脳血管系の事故の半分が脳梗塞、3割が脳出血、残りの2割程度がくも膜下出血とされています。

様々なストレスをたくさん受けている現代人は、脳に大量の血液を送る必要があります。
そのために、心臓より上の位置にある脳へ血液を送ろうとして心臓はポンプ力を高めて圧をかけているわけです。
これを無理やり血圧を下げることで、脳への血流が細くなり加齢によって狭まった血管に血液が流れにくくなり、脳梗塞を起こしたり脳への栄養不足で認知症になったりする事が増えてきた・・・という事なんですね!
ですので、なんでも良いから、血圧を下げれば良い・・というのとはちょっと違うな!とやっと認識されてきたという事です。

もう一つには、超高齢化社会を迎え、今までの基準で行くと国民の3分の1以上が高血圧患者になり、医療財政を逼迫してしまう・・・このままでは予算が足りない!!
という事では無いでしょうか?
そのために、一旦基準を緩めて、薬オンリーではなく、セルフメディケーション(自己養生)にて自分の健康は自分で守ってもらうという意識をつけて行こう!というのが意向では無いかと思われます。

今まで養生を続けられてこられたこちらの薬局のお客様や養生教室の皆様は、何も焦ることはございません!!!
血圧は、血糖値スパイクを防ぐ食事法、血管にやさしい食事、簡単な筋肉運動やウォーキング、呼吸法、つぼ刺激などの養生、そして血管の大掃除をしてゆく解毒の漢方で上手くコントロール出来ることは、もう多くのお客様で立証済みです❤️

本当にこれからは自分の健康は自分で守る時代になります。
健康診断の結果をお持ちいただければ、皆様の状態に応じた養生の仕方をアドバイスさせて頂きます!!!是非こちらの養生アドバイスをご利用ください🥰

執筆者 漢方食養生の林薬局 薬剤師 高田理恵

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