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がん・・・こんなケースの養生法

こんなケースの養生法

 

◉胃がんステージ4で、起きられないほど衰弱し

ているのに・・・

 

60代の男性の方で、胃がんのステージ4、肝臓、

肺に転移があり、肝臓と膵臓が腫れて痛い。 体

を起こしていられないほどの全身倦怠感があり、

食欲不振、腹部膨満感、腹部の痛みで入院中。

昨日、この状態では手術も抗がん剤も出来ないの

で、緩和ケアで対応と言われたのに、1日経った

ら検査値が横這いなので、抗がん剤を勧められて

戸惑った・・・こんな時どうしたら?

 

養生アドバイス

 

病院としては、抗がん剤しか方法論がなく、それ

が嫌なら退院してくれとか、緩和ケアに行ってく

れなどと言われる事が多いようで、そのような医

療システムになっているとはいえ、言われた患者

さんは戸惑ってしまわれるのも当然かと思います。

 

体を起こす事さえしんどいほど衰弱しておられる

のに、ここで抗がん剤をすれば、やはり相当にキ

ツイかと思います。

 

今現在出来る事は、何よりも胃腸の力を立て直し

て、美味しく食べられるようにする事が先決と考

えられます。

中医学では、脾胃は後天の精と言い、摂った食べ

物がエネルギーとなり生命力を養ってくれるので、

食欲を回復させる事は正に生きる力に繋がります。

 

点滴や高カロリー輸液よりも、お粥さんなど口か

ら入った食物は、腸の免疫を刺激して体を立て直

すシステムを回復させてくれます。

たとえ一口、二口でも良いので、少しずつ回数に

分けて食べてもらってください。

お勧めは、昆布、梅干し、大根の千切りを入れた

白粥で、食欲がない時に美味しいと感じられるか

と思います。

吐き気があれば、少し生姜のすりおろしをプラス

してください。

菓子パンなど油脂が含まれている物は、痛みが増

加する可能性があるので、避けて下さいね。

 

養生漢方では、お腹を温めて胃腸の働きを助ける

発酵紅参や万寿酵素、胃腸の瘀血をとる大熊柳な

どをお勧めする事も多いです。

 

お手当てとしては、湯たんぽなどでお腹を温めた

り、両手でのの字に軽く指圧しながらお腹をマッ

サージしてみてください。

体は常に良くなろうとしていますので、それをし

っかりと後押ししてあげてください!!!

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