膵臓がんは何故発見が遅れるのか?
2019年02月06日
膵臓は僅か17センチ程の小さな臓器なのに、私たちが生きて行く上でなくてはならない大切な働きをしています。
一つには血糖値のコントロール
もう一つは膵液という消化液を出して消化と吸収を円滑にする働きです。
膵臓は暴飲暴食や、食事の不規則、どか食い、過食と拒食の繰り返しやダイエットとリバウンドの繰り返しなどで、強烈に傷めつけられ疲弊します。
すると、血糖値の乱高下が起きて、糖尿病の疑いが出てきたり、胃の不調を訴えたりするようになります。
こんなときに、膵臓の二つの働きを同時にチェック出来ればよいのですが、糖の方は内分泌内科が担当、消化の方は消化器内科が別々に担当し、特に消化器では症状が胃の症状と似ているため、まずは胃の検査をされて、ややもすると異常なしですよ・・・で終わってしまい、発見が遅れるということがあります。
つまり、膵臓を総合的に診る専門医というのが日本には無いそうです。
これはもう、自分で意識的に気をつけるしかないですよね。
糖尿の気があれば、膵臓が疲弊しているのは間違いないので、その時点で消化器の方も時折検査を受けてみるとか、暴飲暴食など、膵臓を疲れさせる食生活をしていないかチェックし、早めの養生を心がけて行く事が大切です。
膵臓は、手術をするにもとても難しい臓器を言われます。
初期の段階の軽い炎症であれば、漢方養生でも十分に対応できますので、やはり早めの養生を心がけてください。
特に膵臓がんは、慢性的なストレスに長期間さらされた方や、辛抱強い方に多いと言われますので、今まさにストレスを感じておられる方は是非、清熱解毒の漢方養生を取り入れてください。