コロナ鬱とその対処法
2020年10月09日
コロナ鬱とその対処法
コロナ騒動から10ヶ月、小康状態にはなっているものの、行動を緩めると再び増加するという、油断出来ない状況が続いていて、心配症で慎重な人ほど強く行動制限されています。
それが原因で、コロナ鬱が今までにない勢いで増えているようです。
特に普段から出不精で、自宅でマイペースに過ごしていた方よりも、今日はランチ、習い事に趣味、お友達との旅行というように、元気にお出かけしていた人の方がダメージが大きいと言われています。
前者は一見して閉じこもりのように思えますが、自分のペースで家の中で楽しみを見つけられるタイプ、そして後者は外へ出て他人と関わることによって楽しみを見るタイプと言えるでしょう。
ここは臨機応変に今出来る楽しみを見つけて、今までやってきた事へのこだわりを外す事が大切かと思います。
そして、鬱にも陽性タイプと陰性タイプとがあります。
陽性タイプの方は気が塞がりやすく、焦りや不安でイライラしがちです。
酷くなると焦燥感でいてもたってもいられなくなり、眠る事ができません。
このタイプでは、背骨に沿った督脈の流れが悪く、背筋や肩甲骨がガチガチに凝って脳への血流が塞がれています。
腸の蠕動運動も悪くお腹が張っているために、リラックスに働くセロトニンも不足しています。
こんな人は督脈の陽気を補い脳へ向かう血流を促進し、セロトニンを増やす漢方と腸を活性化してお腹の気滞を解消するクエン酸食養生を併用するのが良いです。
そして漢方温熱パットで、背筋をよく温めてあげてください。
それに対して陰性タイプの方は、元気がない、覇気がない、声が出ない、又は小さい、何もやる気が起きない、何にも興味がもてない、楽しみが浮かばないなど、エネルギーが虚してしまっている症状が見られます。
気力を作るのは肺と脾の働きですので、肺気を高める漢方と脾の気を高める漢方で、元気の元をしっかり補給してください。
そして漢方温熱パットでお腹をよく温めてください。
又、上記症状がきっかけで、物忘れや記憶力、集中力が低下している方には、脳の栄養漢方がお勧めです。
鬱病は深みにハマると益々治りにくくなります。こんな時こそ漢方の力を借りて一早く心の水たまりから抜け出して下さい!!!