ウンチからのお便り
2020年02月08日
皆さんは毎日、ご自分のウンチとご対面していますか?
出たとか出なかったというレベルでなく、ウンチは実に多くの情報を持っていて、免疫力や体の健康状態がよくわかりますので、是非じっくりと観察してみてください。
ウンチの三大観察ポイントは、形状、色、ニオイです。
理想的な便はバナナウンチで、見た目がよくこなれていて均一な感じで、浮きすぎない、沈みすぎない、色は黄土色、ニオイはほとんど気にならない程度、スルスルとキレがよく、極端にいうとペーパーがいらないくらい、トイレの滞在時間も短くスッと済ませる事が出来るというものです。
問題のある便のいろいろ
*コロコロタイプ
便秘の方にとても多い、甘栗状、カリントウ状の硬い便で、色はこげ茶色。
便が腸内に長く留まるために、水分が吸収されてコロコロに硬くなります。
こんな方は、水溶性の食物繊維の不足が考えられるので、玉葱や人参などの野菜、海藻類、キノコ類、納豆やオクラなどのネバネバ食材等のレシピを毎食1品は摂るようにしてください。又、アマニオイルをサラダやスープに1日小さじ1は摂りましょう。
*ウサギの糞タイプ
交感神経の過剰緊張により、腸が痙攣して不安定な状態です。
夜も熟睡できていない方に、このタイプの便が多いですので、副交感神経を刺激し、リラックスさせるAHSS笹エキスがお勧めです。
*ペーストタイプ
排便時の抵抗がなく形は整っていますが、水を流すとすぐに散ってしまう、いわゆる脂質の摂りすぎ便です。肉類、乳製品、トランス脂肪酸、オメガー6系油を控え、水溶性の食物繊維をしっかり摂ってください。
*ネッチリタイプ
形はあるが、ネッチリ粘性が高く、拭いても拭いてもついてくるようなスッキリしない便で、ニオイもかなりキツイタイプです。
これは、腸内細菌のバランスが悪く、腸が慢性炎症をおこしている便と言えます。
ペーストタイプ同様、油の取り方に気をつけ、1日一度は魚介類のメニューを取り入れてください。ポリープや大腸がんにもつながりやすいので、タンポポ茶や紫霊芝などで、慢性炎症をリセットする事をお勧めします。
*泥水タイプ
水様性の下痢は、冷えや暴飲暴食により消化器が拒絶反応を起こしたときに起こる排泄反射です。まずは原因を探る事が大切。
*出血便、タール便タイプ
消化管からの出血で、潰瘍やがん、痔などが考えられますので、速やかに受診してください。