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4毒抜き後・・・久々にパスタを食べた時の体の反応が凄かった!!!

4毒抜き(小麦、植物油、乳製品、甘いもの)を実践しておられる方なのですが、ご友人との旅行で晩御飯にパスタとパンを食べたら、翌朝の体調が最悪だったとのお話をお聞きしました。
以前はこんな事はなかったと思うのだけど・・・というご相談について解説してゆきます。

この方の体質は、花粉症や食物に関するアレルギーはないけれど、何かしら食べたものの加減で、お腹が張ったり、下ったり、ブラやショーツのゴムなどで締め付けている部分が強烈に痒くなる症状が、更年期頃からで始めたという事です。
特に高級肉を食べると下る、外食でイタリアンや中華を食べると、お腹が張り、その後数回下るなどがあったために、小麦のグルテンや、植物油を控えるようになりました。

グルテンは非常に粘りが強く消化されにくいタンパク質です。
パン、パスタ、麺類、粉物などを食べ続けることにより、未消化のタンパク質が腸を傷つけ、腸の関門が緩む事で、酸化油などの炎症性のあるものまで血液中に取り込まれてしまい、慢性炎症が起きやすく、アレルギーや自己免疫疾患の原因になります。

これらの食品を控えていれば、体調は良好に保たれますが、久々にたくさんの量を食べると、今まで控えていた分、グルテンや植物油を代謝する消化液も作られなくなっており、少し入った途端に激しい反応を起こす事が多いので注意が必要です。
この方の場合も、食べた1時間くらい後から、激しい体の痒み、お腹の張り、ポタポタ落ちるような水っぽい鼻水、そして腹痛と下痢に見舞われました。

パスタはモチモチとした食感がありますが、これはグルテン量が多いデュラム小麦を使っているためで、12〜18%のグルテンを含んでいます。
次にグルテン量が多いのは強力粉で作ったパン、バケット、餃子の皮、中華麺などでグルテン量は11.5〜13.5%
中力粉で作るうどんの麺は9〜11%
ケーキ、クッキー、天ぷらの衣の原料の薄力粉は7〜9%と最も低めです。
パスタ料理には、たっぷりのオリーブ油やチーズなどの乳製品も加わりますので、久々に食べるときは、ごく少量にして様子を見ることが大切です。

とにかくたくさん食べすぎない事です。
養生を続けていると、小麦や植物油、甘いもの、乳製品などを欲さない体に変わってきます。
くるみ割り人形に、それ以外のものを噛ませると、人形が壊れてしまうイメージですね!

下痢や発疹、鼻水などの症状は早く外へ解毒排泄しようとする反応です。
無理に止めるのではなく、タンポポ茶や切り干し大根茶で代謝を促すのが良いです!
また、荒れて傷ついた腸管の粘膜を通竅食品や核酸などで修復してゆくことも大切になります!

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