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荷卸し鬱病にならないために・・・

長かった自粛生活も明けて、日常生活が戻りつつありますが、皆様はいかがお過ごしですか?
とても嬉しいはずの解禁ですが、コロナの心配がなくなったわけではなく、新しい社会生活習慣を身につけつつのスタートとなりました。
そして、コロナ前とコロナ後では紀元前と紀元後というほど全世界の模様が変わってしまった事に戸惑いを覚え、この急激な変化に心身がついて行くのがとても大変です。

コロナによる自粛中は、全国民が耐えて頑張りました。
仕事が無くなってしまったり、行事が全てなくなって家に閉じこもる事でコロナ鬱に罹った方も多いと言われていますが、専門家に言わせると実は解禁後のこれからの方が鬱病で悩む方が続出すると危惧されています。
これを荷卸し鬱病と言います。

荷卸し鬱病とは、思い荷物を背負って頑張ってきたのが解放された途端に、どっと疲れが出て何もやる気が起こらなくなってしまうものと言われています。
荷物がなくなって自由になり、やったあ〜という気持ちよりも、目標の喪失、燃え尽き症候群、交感神経の緊張が途切れて、強い副交感神経反射による、体の疲れやダルさが全身を襲います。

そして、解禁にはなったけれど、そこにあったのは元の生活ではなく、仕事にしろ生活にしろ新しいやり方を構築して行かねば収入を得る事も出来ないし、社会が成り立って行かないと思った時、それは疲れた心身にとてつもない大きな壁に思えて、乗り越える気力を失ってしまうのかもしれません。

そんな時、焦りは禁物です。
休業した分を取り返さねば・・・とか思っても自分ではどうしようもないこともあります。以前に戻そうと言うよりも、新しくゼロからスタートしようくらいの気持ちで、出来る事から小さな積み重ねで始めてみてください。

気持ちが沈んでしまうのを防ぐために、以下の事に注意してみてくださいね。
1、情報を集めすぎると不安になります。朝夕30分程度のニュースに留めましょう
2、起床、お化粧支度、散歩、食事、就寝時間等のリズムをなるべく乱さないように
3、朝や夕方の涼しい時間に軽く散歩する事で気を巡らせましょう
4、過剰な糖質制限をやめて、補気作用のある穀類(米、芋、野菜)を普通に摂りましょう
5、気持ちが深みにはまらないうちに、食養生プラス漢方で手当てしましょう
大熊柳、AHSS、南国刺伍加、新ノーゲンなど、状態に合わせた薬膳漢方のご提案はお任せください

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