春は解毒の季節
2023年03月30日
多くの自然界の生き物は寒い冬場は活動量を抑えて栄養を溜め込んで冬眠します。
人も冬眠まではいかなくても、冬場は活動量が減り栄養を貯蓄して春先からの活動に備える体になっています。
ただ冬場に溜め込むのは栄養ばかりではなく、食物に知らず知らずに含まれている添加物や農薬、薬品なども脂肪組織などに一時貯蓄されます。
そして、春になると山の雪が溶けるのと同じく、脂肪に溜め込まれた毒素が溶け出してきて、解毒が盛んになります。
また、この季節は黄砂や花粉なども増えてきますので、人の体の解毒機能が追いつかなくなりがちです。
通常、肝臓、腎臓で解毒され尿、便、汗などに代謝されて行きますが、通常の解毒経路が追いつかないと皮膚の方にまで代謝されてきて、湿疹や肌荒れとなって噴き出てくることが多いです。
つまり、人の体を穴の開いたコップに例えると、解毒の穴が冷えやストレス、腸内免疫の低下などで小さくなると、コップの水が次第に溜まり、コップの縁から溢れ出した部分がいわゆる突然に発症するアレルギーです。
今年の春はこのアレルギー症状を起こす方が異常なほど多いです。
花粉の飛散量も例年の2倍近くと言われていますが、そればかりではなく、3年間のコロナ内の自粛生活等により、明らかに体を動かす機会が激減し、筋肉を動かさないために腸内免疫も活性化されない、そしてお菓子などをつまむ機会が増えた・・・などが原因しているのではないか?と考えられます。
春にしっかり解毒を促しておかないと、脂肪組織に蓄積された毒が炎症の引き金となり、アレルギー体質、花粉症、アトピー、喘息はもとより、がんの発症、腫瘍マーカーの上昇、各種炎症疾患の悪化につながります。
それでは具体的な解毒の方法です!
1、朝の空腹時はまず善玉の腸内細菌の餌となる食物繊維を入れてあげる事・・・野菜スープやお味噌汁など
又は、タンポポ茶にAHSS(笹エキス)を入れたものを温めてゆっくりいただきます。
しばらくして排便があったら普通に食事をしてかまいません。
2、空腹時の甘いお菓子や、炎症を起こしやすい揚げ物などは極力控えます。
3、毎日15分〜30分程度体を動かす習慣を作ります
食後のウォーキングや、座り仕事後のスクワット、寝る前のストレッチなどで合計30分を目指しましょう。
4、入浴前にタンポポ茶、または切り干し大根の煎じ汁を服用し、39度程度のお湯でジワッと汗が出るまで入浴する事をオススメします。
5、近くに温泉がある方は、週1〜2度のペースで利用するのもオススメになります