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5月の養生・・・梅雨に備える脾胃の養生

太陽の光も強まるにつれて気温も上昇しそのまま夏に入るかと思いきや日本には夏と秋の間に梅雨がやってきます。湿度を含んだ暑さや雨が増える季節の変わり目は中医学では脾胃の季節にあたります。
脾胃の主な働きは脾主運化(うんか)、脾主昇清(しょうせい)、脾不統血(とうけつ)の3種類があります。

脾主運化の運化とは飲食物を消化吸収して栄養になる気血津液(水)を作った後必要なものと不要なものを分けて全身へ運ぶ働きを担います。
運化がうまくできなくなると・・・・
消化不良・食欲不振・胃もたれ・お腹が張る・ゲップやおならが増える・腹痛・下痢・過剰な水分がうまく排泄されずに滞る事で咳や痰・喘息・むくみなどの症状が起きます。

脾主昇清とは持ち上げる機能のことで、内臓が下垂しないように持ち上げて安定させたり脂肪が垂れないようにするという働きがあります。
昇清がうまくできなくなると・・・・
胃下垂・脱肛・子宮脱・食後に胃腸に気血が集まることで脳に栄養が足りずに眠気が強くでるなどの症状がおきます。

〜脾胃の養生法〜
⭐︎朝食をしっかり食べて気血を作りましょう!
(朝6時〜11時は脾胃が活発になるゴールデンタイムです)
⭐︎1口に30回以上噛んで食べることで消化吸収を良くしましょう!
⭐︎揚げ物や甘いものは痰湿を増やし脾胃の機能を低下させるので控えましょう!
⭐︎甘いものが欲しいと思う時はケーキやクッキー、チョコレートなどではなく干し芋やむき栗など自然な甘さを選ぶようにしましょう!
⭐︎脾胃は思い悩む思考と結びつくのでくよくよ考えすぎないようにしましょう!(特にデスクワークの方は要注意です)
⭐︎座りっぱなしは胃腸機能の低下だけでなく内臓下垂や下半身の巡りを悪くするので気をつけましょう!(時々ストレッチや踵の上げ下げをして筋肉を動かしましょう)

脾胃は上半身と下半身をつなぐ大切な場所に位置しています。体を動かす栄養を作り生きることに密接に関わる臓腑なので健康で長生きしたい方は労りましょうね♡
脾不統血の働きと症状については6月号でお話しさせて頂きますね!

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