乳がんを防ぐ12の智慧 5回目
2019年05月02日
乳がんを起こしやすい体質の一つ目は気滞
病は気からというように、気は多すぎても少なすぎてもならず、適度な気が滞る事なく巡っている事が大切です。
気が滞るとは、気が詰まり塞がり渋滞を招く事で、血液の流れや、体液リンパ液の流れは、目に見えない気のモーターが流しているので、気が巡らない事で、血液や体液の流れも悪くなり、体の組織に酸素と栄養を届けられず、老廃物を引き戻す事も出来ないので、組織は淀み慢性炎症を起こしやすくなります。
この慢性炎症こそが、がんの引き金になります。
気が滞ると喉や胸が痞える、月経前などに乳房が張って痛む、お腹がパンパンに張り、時折腹痛がある、背中の肩甲骨周りに圧痛がある、気持ちが鬱々として晴れない等の症状が起こります。
このような状態が慢性的に続く事は、非常に危険な状態です。
では、気が滞る傾向がある方の性格パターンは?
1、他人に対しての気遣いが過剰に出来る人
2、神経が細やかで、完璧を目指す人
3、目標に向かって突き進む頑張り屋
4、他人の目、評価、言葉をとても気にして、他人の言動に振り回されやすい人
5、自分が辛抱してでも周りに過剰適応しようとする人
これらは、幼い頃に培われた性格パターンで、勿論素晴らしい面もありますが、度がすぎると自分の体を傷める事になるので、まず気づきが大切です。
不安、焦り、心配、辛抱などの気持ちは、アドレナリン、ノルアドレナリン、インシュリンなどの内因性の神経伝達物質やホルモンを放出させ、血液の流れを悪くしたり、活性酸素を発生させて慢性炎症を助長するので、このような気持ちが生じたら、“いかんいかん、コレやーめた”というスイッチを切る習慣をつけることが大切です。
気の巡りが悪い方は、食後に柑橘類を召し上がってください。
また、漢方薬についてはご相談ください。