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乳がんの発病を防ぐ智恵 その10

乳がんの手術を迷う時

自分自身で触診し明かにガジガジの岩のような塊に触れて、“あれっ何だろうコレ?”となって診察を受けたところ乳がんだった。
精密検査を受けたところ、他に転移している様子がなく手術を勧められた・・・というケースで、手術をしたくないのですが、どうしましょう?
というご相談が度々あります。

このようなケースでは、手術してうまくいっている方はとても多いです。
また、手術をせずに自然退縮した方もありますが、よほどの覚悟が要りますので、今の生活が変えられない方や、性格的にとても神経質、心配性、不安感が強い方にはお勧め出来ません。

手に触れる事が出来るものはすでに2ミリ以上になっていますので、かなり早い速度で分裂して大きくなる可能性があります。
これがあちこちに転移していたりすると、手術が出来ない状況になるので、今手術が出来る!と言われた事はラッキーな事だと思います。
組織が酸素に触れて、小さながんの芽がばら撒かれる事を恐れる気持ちはわかりますが、同時に養生を併用しながらされれば、心配される事は無いと思います。

漢方や手当て等の養生のみでやって行くという強い意志がある方で、ご自分が何故がんになったか?
の気づきがあり、原因になる事を排除できて180度今までと違った生活に取り組める方は良いのですが、これは単に早寝早起き、運動する、手当てをする、食事内容を改めるだけではなく、原因が家庭内のイザコザ、夫婦関係、職場関係の問題、トラウマが関係するもの、心の癖なども解決出来ないと難しいです。
今までに、食養生や運動、手当てなどで上手く行っていたのに、家庭内の劣悪な環境で再び問題が生じて大きくなってしまい、乳がんが外に飛び出してきて、日々の手当ても本当に大変になってしまった例を幾つかみています。

一方、検診で触れる事が出来ないような小さな乳がんが見つかった時や、乳腺炎がグレーゾーンに来ているような場合でしたら、まず3ヶ月徹底的に養生されてその次点で考えるという方法もあるかと思います。

いずれにしても養生はとにかく大切です。生理前に胸が張る傾向の方や、几帳面、完璧症で肩甲骨が凝りやす方は日々の解毒養生を心がけて発病を防いでください。

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