乳がん発病を防ぐ12の智慧シリーズ 8回目 心の問題
2019年09月05日
養生の中で最も困難で時間が掛かるのが、心の変革ではないでしょうか?
性格や心は、幼い頃の親の躾や家庭の環境により、無意識的に形成されたものなので、それを変えると言う事は自分の人格をそっくり入れ替えてしまう事にも繋がりますが、今の自分の心の持ち方や性格が、胸に炎症を作り乳がんを形成したのだとしたら、問題となる心のパターンというのを意識に上らせ、その都度修正する事が必要になります。
それでは、今までこちらの薬局で乳がんに罹った方々の性格的な共通点を挙げてみたいと思います。
1、非常に母性が強く、家族や周りの人々に対してお世話をしたいと思う
2、自分自身の事よりも、他人の事に対して一生懸命になろうとする
3、しんどくても、辛くても、嫌な事でも辛抱してしまう
4、ご主人や子供を自分の思い通りにコントロールしたい傾向があるので、思い通りに動いてくれないと非常にストレスが溜まる
5、私がこんなにも頑張っているのに、わかってくれない、、、と思いがち
6、家族や自分の体調に関してとても敏感で神経質、大丈夫かしら?とすぐに不安になる
7、仕事も家事、育児も完璧にこなしたい!と思うスーパーウーマンで超頑張り屋
8、心で泣いていても笑顔を作る、他人に心配かけてはいけない、或いは弱身を見せたくないと思う
9、今日一日で、自分の好きな事にどのくらい時間を費やしましたか?の問いに、殆ど無かったと答える
10、趣味や楽しみを問われた時、“う〜ん、何だろう?”と考えこんでしまう
いかがでしたか?
これを見てみると、理想の女性像、母親像ではありませんか?
私達日本人は、大和撫子なる教育と躾を受けて、自分の好き勝手な生き方を返上し、家庭を守るのが女性、家族の為に辛くても笑顔、仕事をしても、家庭を疎かにしてはダメ!と育てられたのではないでしょうか?
そうだとしたら、半分は譲ったとしても、残り半分は“自分最優先、辛かったら止めても良い、自分の楽しみをやれば良い、他人の事は所詮思い通りにならないのだから、自分が悩む必要はない”と思ってみてください。
自分第一主義は決して悪い事ではないですよ!!!自分が楽しく生きてこそ、家族も喜びます。心の解放は、シコリを溶かす事に繋がります。