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健康寿命を伸ばす養生(6)・・・消化酵素を補う

歳を取っても元気な人の秘訣は、何といっても美味しく食べる事が出来る事です。
ご長寿で健康な方に共通して言えるのは、肉や魚、揚げ物に至るまで、美味しくモリモリと召し上がっている事・・・下手したら若い方と同じ量をペロリと平らげる事が出来る方もあります。

私達の元気の源は、食事から作られます。
炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルが過不足なく摂取出来る事で、体内工場でエネルギーが産生されるので、美味しく食べられれば体力も免疫力も充実して元気でいられます。

ところが、多くの方は50歳過ぎたあたりから、お肉やコッテリした料理は胃もたれしてあまり食べられなくなった・・・と言われます。
これは年と共に、消化機能(唾液分泌、嚥下能力、消化管運動)、膵機能(消化酵素の分泌)が低下し、消化酵素の量そのものが減少して、消化出来なくなるためです。

消化酵素が不足すれば、未消化のタンパク質が血液を汚して炎症を起こしたり、腸管を過剰に刺激して腸管蠕動運動が激しくなり過ぎて、水分や栄養分が吸収されずに下痢により排泄されてしまいます。

すぐにお腹が膨れてしまい、あまり食べられない
油物を食べるとすぐに下る
お腹が張ってガスが多い
などの心あたりがある方は次のチェックを行なってみてください!!

1、食事の時間が不規則・・・これが最も消化酵素を分泌させる膵臓に負担をかける
2、炭水化物に偏り、タンパク質やビタミン、ミネラルが摂れていない・・・消化酵素はタンパク質から作られます。その過程で様々なビタミンやミネラルも必要です
3、早食い、ドカ食い・・・今の消化能力以上に食べてしまうと処理しきれません
4、ストレスや冷えがある・・・消化管が硬いゴムホースのように間伸びしてしまう
5、食べ物が飲み込みにくい、よくむせる、詰まらす・・・食道〜胃〜腸〜肛門までの消化管が萎縮

養生の仕方はこちら
1、食事は時間を決めて1日3回リズムよく
2、食べ順として野菜やタンパク質から摂取しましょう
又、毎食20グラムのたんぱく質の摂取を推奨しています。なかなか摂れない方はエネスポや棗参宝などの高タンパク養血製剤をご利用ください
3、まず1口30回噛む習慣で唾液アミラーゼの恩恵を受けましょう
消化酵素の不足を感じておられる方は、青パパイアエキスをお勧めいたします。
パパイアには、タンパク質、脂質、澱粉を分解する消化酵素が含まれ、消化を助けます
肉や魚料理には、大根おろしやパイナップルをつけ合わせてください
4、ストレスや冷えで消化管の運動が悪く、お腹の張りや内臓下垂がある方は大熊柳や発酵紅参、湯たんぽ等でお腹をよく温めてください
また、座ってばかりの姿勢や運動不足が内臓を下垂させる原因です
5、食べ物が飲み込みにくい、詰まらせる、むせる方は陰を補い(消化管筋肉の潤い)萎縮を防ぐために、燕の巣食品をお勧めします

執筆者 漢方食養生の林薬局 薬剤師 高田理恵

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